ウッドデッキにファミリークローゼット、ランドリールーム兼用の洗面脱衣所…。人気なプランだからと採り入れたところで、必ずしも幸せになれるとは限りません。6年前に2階建ての家を建てたライターは、SNSに影響されて憧れを形にしたものの後悔するハメに。家族とは相性の悪かった、人気のプラン5つについて語ります。
すべての画像を見る(全8枚)要望を詰め込んだ理想の家のはずが…住むと違った!
筆者は夫と娘(3歳)の3人暮らし。6年前に地元工務店で、延床面積26坪の2階建て住宅を建てました。1階にLDKと水回り、2階に寝室や子ども部屋を配置した、コンパクトな家です。
当時、SNSで熱心に情報収集し、「これだけはかなえたい!」と、以下の間取りを取り入れました。
【1階】
・庭とつながるウッドデッキ
・玄関のシューズクローク
・ランドリースペースと兼用の洗面脱衣所
・造作キッチン
・吹き抜けのリビング
【2階】
・ファミリークローゼット(ウォークインクローゼット)
小さい家ながら要望をほぼかなえられて、完成時は満足感でいっぱいでした。しかし、採用した間取りは、実際に住み始めてみると「こうすればよかった」と思うポイントに変わっていったのです。
後悔1:ウッドデッキは樹脂製にすればよかった!
ウッドデッキの素材には人工木(樹脂製)と天然木があります。人工木は耐久性が高く、手入れも簡単。そのぶん、見た目や風合いは天然木に劣ります。
筆者は見た目を優先し、天然木を選びました(写真左は引き渡し時)。人工木に比べて色あせやひび割れが起きやすいこと、保護塗料を1~2年おきに塗布する必要があることを理解したうえで決めたことです。
しかし実際に住み始めると、仕事や家事・育児を理由にメンテナンスがあと回しに…。1年後にはすっかり色あせてしまいました(写真右)。
さらに数年がたち、ある日娘を裸足のままウッドデッキで遊ばせていると、足の裏に木のささくれが刺さっているのを発見。幸い娘は大事には至りませんでしたが、もう気軽に素足で遊ばせることができずショック。
ウッドデッキを樹脂製にしておけば、こんなことにはならなかったはずと、後悔しています。