お金にまつわる制度が見直され、マネー激変期となった2024年。皆さんはふるさと納税やiDeCo、投資詐欺の情報をきちんと把握できていますか? ここでは、経済アナリストの森永康平さんとCFP®の井戸美枝さんが、来年にかけての「お金ニュース」を解説してくれました。さらにFP1級の資格をもつ、サバンナ・八木真澄さんのアドバイスも!

巨額の富を得て嬉しそうな女性
お金のプロとマネー激変期の2024年を振り返っていきましょう!
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1:ふるさと納税のポイント付与が禁止に…!

ふるさと納税で加熱する競争に歯止めをかけるため、2025年10月からサイトなどのポイント付与が禁止に。

「ただ、ふるさと納税の最大のメリットは寄付したお金がそのまま住民税から控除されること。住民税が安くなれば、住民税から計算される保育料や保険料なども安くなるので、活用した方がおトク」(CFP®・井戸さん)

●ふるさと納税は訳アリ品のカニがおトク

アドバイスしてくれるサバンナの八木真澄さん

ふるさと納税をよく利用するという八木さん。

カニがまるごと入った鍋

「頼んでよかったのは、通常は流通しない“訳アリ”の松葉ガニ。足がとれているぐらいで味は同じ、家族で思いきり楽しめました」

2:iDeCoの掛け金拠出限度額がアップ!新NISAとの違いは?

iDeCoと新NISAの比較表

今年12月から、企業年金などに加入している人のiDeCoの掛け金の限度額がこれまでの1万2000円から2万円にアップ。

「iDeCoは利益が非課税なのに加え、掛け金が全額所得控除になる点で新NISAより有利。60歳まで引き出せないので不人気ですが、新NISAで積立投資する場合も長期保有が鉄則なので、引き出す時期は大差ない。老後資金目的で長く運用するなら、iDeCoも活用を」(経済アナリスト・森永さん)