ひとえに「片づけられない」といっても、理想の部屋をイメージできなかったり、やる気が続かなかったりと、理由はさまざまです。そこで、苦手だった片づけをラクにした4人に「やってよかった習慣」を聞きました。ここでは、つうさん、こはまゆうさん、木村充子さん、ようさんの例をご紹介します。

つうさんリビング
片づけがスムーズになった習慣とは?
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片づけの第一歩として「これまでの当たり前」を変える

無理なく片づくコツを情報発信する整理収納アドバイザー・つうさん。ご実家はいわゆるゴミ屋敷で、幼少期から家の中はごちゃごちゃ。片づいていない状態で暮らすことが当たり前だったそう。しかし、小学生になり友達の家に遊びに行ったり、雑誌を読むようになり、「家の中が散らかっているのは当たり前」ではないのだと気がつきました。

「私と同じように、長年家の中が片づいていない状態だと、散らかった部屋の景色を『当たり前』と感じてしまっている場合があります。その場合、なかなか片づけようという気になれないかもしれません」

なので、まずは「散らかっているのは当たり前ではない、片づいた家で暮らす人だっている」と知ることが必要だとつうさんは考えています。このように意識することによって、片づけを始めるきっかけになり、その先の解決策も考えていけるようになるはず。片づけのスタートラインに立てるのです。

片づけの失敗は「軌道修正のチャンス」ととらえる

つうさん片づけ

片づけが苦手な人は、「失敗するかも」と思い、行動に移せないパターンも多いと感じます。

片づけたのにまた散らかって“リバウンド”してしまっても、それは片づけの方法が合っていなかっただけ。「次はどうしたら片づくか?」をまた考えればいい。やってみた収納がしっくりこなかったなら、「次はどこに収納するか」と考えて、何度でもやり直して大丈夫。失敗したからこそ軌道修正ができて、片づけも進んでいきます。

片づけられる人は失敗がないわけではなく、失敗したとしても次々やってみて片づけを進めています。やってみることで「これは合わない」「これだとリバウンドする」と気がつけるのです。

※記事の初出は2024年10月。年齢も含め内容は執筆時の状況です。

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