料理研究家・大庭英子さんがサトイモとイカでつくる煮物のレシピを教えてくれました。しょうゆがしっかりとしみこんだ具材は、噛むたびにじゅわっとうま味があふれ出します。この秋冬の食卓にぜひ加えてみて。
しょうゆ味がじんわりしみたおなじみの味
ねっとり食感のサトイモは煮物にすると、おいしさが際立ちます。
●サトイモとイカの煮物
【材料(4人分)】
- サトイモ 大8個(約800g)
- イカ 1ぱい
- ショウガ 小1/2かけ
- 水 大さじ3
- 酒 大さじ3
- みりん 大さじ2
- 砂糖 大さじ1/2
- しょうゆ 大さじ3
- だし汁 1カップ
【つくり方】
(1) サトイモは上下を切り落として縦に皮をむき、横半分に切り、塩大さじ1(分量外)をまぶして手でもむ。洗ってヌメリを取り、水気をきる。
(2) イカは胴と足に分け、胴はワタと軟骨を除いて水で洗い、輪切りにする。足は足先を切って2本ずつに切り分ける。ショウガは千切りにする。
(3) 鍋に分量の水、酒、みりん、砂糖、しょうゆ大さじ2、ショウガを入れて煮立て、イカを入れて1~2分煮、イカを取り出す。
(4) (3)の鍋にサトイモ、だし汁、しょうゆ大さじ1を加え、煮立ったら火を弱め、フタをして15分ほど煮る。サトイモがやわらかくなったら、イカを戻し入れてひと煮する。
〈使いきりメモ〉
皮つきのままレンジ加熱して皮をむき、ざっと平らにつぶし、もみのりや青のりをまぶします。1cm厚さにして素揚げし、塩とレモンの絞り汁で食べるのもおすすめ。皮をむいたものは日もちがしないので、かためにゆでて冷凍庫へ。半解凍してみそ汁、豚汁などの汁物に用います。
発売中の『シンプルに調理して無駄なく最後までおいしく食べる野菜のおかず』(扶桑社刊)には、大庭さんの手軽につくれる野菜のレシピが満載。普段使いの野菜を40素材取り上げ、無駄なくおいしくいただくためのレシピを紹介しています。