予算オーバーしがちな家づくり。造園工事にお金をかけられなくなるケースもあります。4年前にハウスメーカーで家を建てたライターも、予算の都合で玄関脇の3坪強のスペースを、土がむき出しのまま住み始めました。しかし夢だった家庭菜園をすることはなく、結局、草むしりが大変なだけの残念な場所に。この問題を解決するために、土間コンクリートに変更する工事を決行します。かかった費用と後悔したことを語ります。
すべての画像を見る(全7枚)予算の都合で外構の一部は未工事状態で引き渡し
わが家は筆者と妻、子ども2人(5歳と2歳)の4人家族。4年前にハウスメーカーで総2階の家を建てました。
外構も同じく同じハウスメーカーに依頼。するととくに植栽をしたり、フェンスを設けたりする訳でもないのに、195万円という見積もりに。
建物の性能に関する部分にお金をかけたことで、当初の予算では、外構にはほんど費用を割り振れない状況。そのため、外構工事は必要最低限に。結果、一部に未工事部分が出てしまいました。
計画していた家庭菜園はせず、夏場の草むしりに後悔
写真は、未工事(土がむき出しのままの)状態だったころの、正面玄関の階段横の敷地です。広さは10.4㎡(3坪強)あります。この場所を有効利用しようと、当初は家庭菜園を計画していました。
しかし、日々の仕事、家事、育児に追われ、住んで4年が過ぎても、家庭菜園は実現できませんでした。
手つかずのままにしていると、雑草が生い茂り、ひどい状態になります。結果、夏の暑い時期に草むしりをすることに。
マイホームに住み始めて2年目ぐらいまでは、草むしりをすること自体も楽しんでいました。苦労よりも、自分の家を持ったことへのうれしさが勝っていたためです。
しかし、3年目頃から、草むしりを楽しいと感じなくなりました。ただひたすら大変で、工事しなかったことを後悔するはめに。
さらに問題が発生。もともと工事をしなかった真ん中の部分が盛り上がっていたため、雨が降ると、雨水とともに土砂が建物側に流れ込むことに。草むしりの大変さと、土砂を含んだ雨水が基礎部分に流れ込む心配から、追加工事で土間コンクリートにすることにしたのです。