LDKが一室空間の間取りでは、キッチンはインテリアの一部。存在感が強すぎるキッチンだと、落ち着いて過ごせません。6年前に注文住宅を建てたインテリアコーディネーターは、腰壁や扉に木をふんだんに採用。キッチン側の床は、掃除がラクになるように、水に強いモルタル風の素材を選びました。使い勝手がよく、LDKの空間になじんだ優しい雰囲気のキッチン。詳しく紹介します。
すべての画像を見る(全8枚)自分でキッチンの仕様やデザインをプランニング
筆者の一家は夫と3歳娘の3人家族です。6年前、延床面積26坪の小さな2階建ての家を建てました。間取りは1階にLDKや水回り、2階に寝室や子ども部屋を配置しています。
家を建てる前はインテリアショップに勤務しており、スクールに通ってインテリアコーディネーターの資格も取得。そのスクールは設計事務所兼工務店もしていたので、家づくりも依頼することにしました。
そして、せっかくならと自宅の内装やキッチンを、自分でプランニングすることになったのです。
目指したのはLDKに溶け込む「家具」のようなキッチン
わが家の床は無垢のバーチ、壁は白でまとめて、全体的にナチュラルな印象にしました。小さな家でLDKは15畳。狭さを感じないLDKにするには、統一感を出すことがポイントだと考えました。
そこで、キッチンは、存在感が強いシステムキッチンは採用せず、周りの素材とマッチさせることに主眼を置きました。
ここからは、LDKのインテリアとなじませ、使い勝手のこだわりもつめ込んだ、キッチンのアイデアを紹介します。