Q:つっぱり棒が壁を傷めてしまわないか心配です
A.素材の確認と、正しいつけ方でしっかり固定することが大切
塩化ビニールの壁紙の場合、つっぱり棒のキャップ部分が同素材だと、化学反応でくっついてしまうことが。
「その場合はキャップの素材が合成ゴムか、EVAという樹脂素材のものを使って」(竹内さん、以下同)
また、使用中のつっぱり棒がズレると、壁が傷む原因に。
「正しいつけ方で固定し、ゆるみがないかときどき確認を」
つっぱり棒の正しいつけ方
ここからは、つっぱり棒の正しいつけ方をご紹介します。しっかりと固定することで、壁や天井からズレる心配もありません。
●バネ式の場合
すべての画像を見る(全6枚)(1) つっぱり棒の細い方のパイプを回し、取りつけ幅より1cmほど長く伸ばす。
(2) 伸ばした方の細いパイプの先を壁面に当て、押し縮めながら反対側を上げて水平に取りつける。外すときも同様に押し縮めてから。
●ジャッキ式の場合
(1) 長さ調整用のグリップがスタート線に戻してあることを確認し、固定ネジをゆるめて取りつけ幅いっぱいに中のパイプを引き出す。固定ネジが中のパイプに貫通するよう、しっかり締める。
(2) パイプ全体が回らないように片手で支えながら、グリップを「つっぱる」矢印の方向に回して伸ばし、壁にぴったりと圧着させる。
※小さいサイズの強力マグネット(ネオジム磁石)を子どもが誤飲して消化器官に穴があく等の事故が報告されています。強力マグネットは子どもの手の届かない場所で、適切に管理してください。また、少しでも誤飲が疑われる場合には、すぐに医療機関を受診してください。
※つっぱり棒や木材用アジャスターを壁や天井に設置する際は、支えとなる間柱のある場所に
設置するようにしてください。コンクリートの壁や天井の場合は場所を選ばず設置できます。