つっぱり棒を使って収納をつくると聞くと、クローゼットなど、広いスペースのイメージがあるかもしれません。「狭いスペースでも縦の空間を活かして収納量を増やしたい場合、つっぱり棒がいいお仕事をしてくれるのです」というのは整理収納アドバイザーで一級建築士の資格をもつ、ハギヤマジュンコさん。ハギヤマさんの、つっぱり棒を使った収納について伺いました。

トイレ
置いておきたいものがたくさんのトイレで、つっぱり棒が大活躍します
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狭いトイレにもたくさん収納したい

排水管

わが家のトイレはミニマムです。トイレ自体の広さもミニマム(大体畳1帖程度)な上、収納がとにかく最低限。手洗い場の下の開き戸の中は横幅41cm、高さ57cm、奥行き13cmしかありません。

ですが意外とトイレに置いておきたいものはあるもので…

・トイレットペーパーの予備
・掃除グッズ(我が家のトイレ掃除方法はご紹介済み)
・生理用品

最低限でもこのくらいは置いておきたい。

掃除道具は別の場所でもいいのですが、面倒くさがりで掃除が嫌いな私は、使う場所に掃除グッズを置かないと掃除をしなくなってしまいます。そのため、狭くてもトイレに置いておきたいアイテムなのです。

まずは配置を工夫する

このスペースの中に先ほどのものを収納したい! となると、どうにか工夫して収納量を確保するしかありません。

トイレットペーパーのようにそのもの自体で積み上がれるものは、端っこに積み上げる。それ以外は、収納の下に直置きできるもの、そして上部につっぱり棒を使って浮かせるものに分けて収納しています。(生理用品は最低限を右下に置いています)

つっぱり棒

100円ショップで売っている、長さが1番短いつっぱり棒を、手洗い場の配管と端に積み上げているトイレットペーパーを避ける形で使用します。

スプレータイプの洗剤は、ハンドル部分を引っかけて。掃除に使うゴム手袋はフックを使って引っかけています。つっぱり棒一つで、上下に空間を分けているというわけです。

つっぱり棒のおかげで収納力がアップ

トイレ収納

つっぱり棒を使うことで増えるのは、ほんの少しの収納量だけなのですが、小さいけれどなかなかいい仕事をしてくれるように思っています。収納の外に出しておきたくないもの、収納グッズを増やしたくない場合はつっぱり棒という選択肢を持ってみてはいかがでしょうか。

わが家のようにトイレ自体が狭くそもそも収納用品を増やせない場合は今ある収納を上下・前後に分けて収納量を増やすのが1番効果的と感じています。引っかけるだけでなく、スペースがあればつっぱり棒の上にものを置くことも可能ですよ。

※ 取りつけの際には耐荷量を確認してください。