Case2:10年固定であと3年残っています

7年前に「10年固定金利」で借りて、固定期間があとまだ3年残っています。金利が上がるかもしれないので、今のうちになにか手を打っておいた方がいいですか?

●正解:3年後の金利を見てから考えましょう

占いで金利を確認したい女性
すべての画像を見る(全4枚)

固定期間が終わるまでの3年間に、少額ずつでも繰り上げ返済して返済期間を短くするのがおすすめ。ネットバンキングなら手数料無料で少額から返済できます。

ネット銀行で借りている場合には、手数料無料で1円から繰り上げ返済できるところも。繰り上げ返済金は、全額が元金に充てられるので利息軽減効果が大きいです。3年後、どちらを選ぶかは、その時点の金利を見てから判断。

基本的には、金利が低くて、月返済額に占める利息の割合を抑えることができる変動が◎。ただし、固定と変動の金利差が1%をきっているようなら固定もアリかも。

●月返済額に占める元本と利息の割合イメージ

固定と変動の元本と利息の割合イメージ図

固定は金利が高いので月返済額が高く、さらに返済額に占める利息の割合も大きくなります。つまり、変動よりも毎月多く返済しているのに、元本がなかなか減らないことになります。

上の図や畠中さんの解説をもとに、ご家庭の予算に合った金利タイプを選んでみてはいかがでしょうか。