人生100年時代、第二の人生をガラリと変える人もいます。結婚、子育て、離婚、病気を経て、昨年からスペインへの単身留学を送っている55歳のRitaさんは、日本とスペインの違いについて発信していることで人気です。スペインでの生活が長くなると恋しくなるのが、日本のもの。そんなRitaさんに、もらってうれしい日本のお土産について語ってもらいました。

日本のお土産
日本を離れてみて、改めて感動する日本のお土産
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スペイン暮らし、もらうとうれしさが高まる日本のお土産

「日本のものでなにか欲しいものある?」と、日本からスペインへ来る人たちからありがたいお声がけに、私はついつい「なにもいらないよ。スペインにはなんでもあるから大丈夫」と答えてしまいます。できるだけ現地で調達できるもので生活をしなくては、と肩ひじを張っている毎日なのですが、じつを言うと日本のものに出合うととてもうれしくリラックスした気持ちになるんです。

そこで、もらったらうれしかったもの、貴重すぎてしばらく手をつけられなかったもの、写真を撮って何度も見返してしまいます。海外に住んだからこそ感じる、もらうとうれしさが高まる日本の品々をご紹介します。

1:日本の味が再現できる万能調味料

日本の調味料

スペインのマドリードには日本食材がそろう店舗がありますが、価格は1.5倍~3倍。種類やメーカーも限られもちろん新商品は望めません。

毎日の自炊メニューは、現地のスーパーで購入した材料で日本の味を再現することが多いですが、そんな中でよく使うのが少し加えるだけで日本味になるものです。しょうゆ、出汁、つゆ、みそ、わさび、梅、柚子、青ジソ…。一瞬で日本の風味になる薬味やタレは日本人にとってソウルフード、癒しの一品になります。

また梱包も一食ずつに分かれていたりチューブや小ビンなどは使い勝手がよく、気遣いのあるパッケージにも感動します。日本で常に目にしていた市販品をはじめ、限定品や最新商品など旬の日本を感じられるものをもらうと、とてもうれしくなります。

2:常備しておくと便利な乾物類、麺類

そして、のり、ワカメ、ふりかけ、お茶漬け…日本では棚の中に常備しているような乾物類も貴重でうれしい商品です。ふりかけやのりがあれば現地のお米でも日本が感じられ、パスタソースでもタラコ・明太子・ウニの味つけなど、和を感じられるもは魅力的です。

また海外では、麺といえばスパゲッティや中華麺が多いため、そば・うどん・そうめんなど、あっさりとした麺類は貴重です。加えて麺つゆが少量でもあると間違いなく喜ばれるお土産になります。

3:食べると懐かしい定番のお菓子類

日本のお菓子

「そうそうこの味だった!」「このしょっぱさ懐かしい!」。食べ慣れた日本のお菓子はやっぱり特別です。いつも目にして、つい頬張っていたような何気ないお菓子こそ、ホッとできる食べ物です。

スペインにもおいしいお菓子はたくさんありますが、基本的には現地の人たちの味覚でつくられ、見ためが同じようなクッキーでも食感が異なります。日本で食べていた「いつもの味」は海外で食べると「特別な味」「母国の味」。なくても大丈夫だけど、あるとやっぱりうれしいもの、それこそ日本のお菓子です。