置きっぱなしや入れっぱなしで放置しているものを手放す
すべての画像を見る(全4枚)引っ越しで運び入れて以来、箱をあけていない・触ってもいない・中身がなにか忘れている、というものが家のなかにありませんか。私は、今住んでいる家に30代半ばで越してきてから50代になるまで、一度もあけたことのない段ボール箱がありました。箱だけを移動することはあっても、中身はいっさい見ていませんでした。また、本棚に入れっぱなしで何年も読んでいない本もたくさんありました。
段ボール箱はあけて中身を見ましたが、思い入れのないものだったため、すぐ処分できました。本のほうも、すでに私には文字が小さすぎたため、思いきって手放すことに。専門書についてはまとめておき、それを扱っている古書店に送って買い取ってもらいました。
必要だと思い、集めすぎたものは減らす
集めすぎているものも、減らしやすいもののひとつです。たとえば、紙袋、ビニール袋、あき箱、きれいな缶、リボンなどのラッピング用品を、いつか必要になるからと大量にためこんでいませんか。私の場合、それらはオークションで出品する際によく使っていましたが、だんだん出番がなくなってきました。
なにかをおすそ分けする際にも使いましたが、そういう機会もめっきり減りました。年齢を重ねるにつれ「こんなに必要ない」と分かったので、わずかだけ残してほかは処分。大量の紙袋でふさがっていた場所がすっきりして、気分がよかったです。
体力に余裕があっても、やる気がもたないと整理はできません。やる気を維持するのに必要なのが、達成感です。あまり迷わずに手放せるものから整理して「ああ、すっきりした」という気持ちを味方につけながら、心が軽くなる暮らしを目指していきましょう。
原田さよさんの書籍『50代はやめどき、捨てどき、楽しみどき』(扶桑社刊)が発売中。