子育てや家事が1階で完結。2階に上がる必要なし

1階の間取り図
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こちらが1階の間取り図です。1階だけで生活できるようにLDKと水回り、寝室、普段づかいの収納をすべて1階にまとめました。ちなみに子ども部屋は2階にあります。ただ、まだ幼いため、1階の和室が遊び場兼寝る場所になっています。

とくに筆者がこだわったことは、以下の3つです。

・家族(おもに子ども)がなにをしているのかすぐにわかる
・家事動線が快適に使える
・1階にも十分な収納量を確保して、散らかりにくい

●LDKと和室を一直線でつなげる

和室からLDKを見る

子育てしていると、常に子どもの様子が見えないと不安です。突然転んでケガをしたり、ものを壊したりするからです。

そこでキッチンは、リビングやダイニングを見渡せる、対面式を選択。さらに、LDKの直線上に遊びスペースになる和室をつなげました。死角をできるだけ、なくしたかったからです。

食事する、くつろぐ、(子どもが)遊ぶスペースを、直線でつなげた間取りが完成。広くて快適な空間になりました。

また買い物動線は、玄関から土間収納を通り、そのままキッチンへ荷物を運べる仕組みにしています。これによりLDKには、荷物が入らないため散らかりません。

●洗面台は1階の真ん中、寝室はいちばん奥に

洗面台と脱衣所

1階の中央には洗面台をつくりました。毎日使うタオルや衣類は、洗面台の収納に。

隣の脱衣所で洗濯し、そこでそのまま干して、乾いたら洗面台の収納に入れるだけというコンパクトな動線に。着替えやタオルを脱衣所側に寄せておくと、タオルを忘れてもドア越しにすぐ取れて便利です。

ちなみに洗面台のうしろには、2階への階段があります。小さい子どもが階段へ勝手に上らないよう、階段は水回りやLDKから見える位置に。

また、寝室も1階に。ですから、もし夫婦の足腰が弱っても、完全に1階で生活できます。

寝室は奥まった場所にありますが、LDKに近いため、日中は話し声やテレビの音が漏れてくることも(ちなみに、LDKとの間にはドアが2つある)。夜勤明けの仮眠など、昼間に静かに過ごしたい人は、気になると思います。

●散らからないようクローゼットも1階に

クローゼット

LDKと和室に接する場所に、4畳のウォークスルークローゼットをつくりました。理由は、1階が散らからないよう、大きな収納も必要になると考えたからです。

服を収納するタンスや普段使う上着、子どものオモチャや習い事グッズを収納しています。将来、子どもが巣立ったあとは、夫婦のメイン収納として使うつもり。そのときは、2階の収納を使わなくてよくなると思っています。