夏休みなどで親戚や子どもの友だち、ママ友など来客が増える時季。急に来られたら困るという人も多いのではないでしょうか?
そこで、ESSEの読者アンケートで寄せられた、シチュエーション別の悩みに対する対応を整理収納アドバイザーの中山真由美さんが回答。プロのアドバイスをぜひ参考にしてみてくださいね。
こんなときはどうすれば?来客時のお悩みQ&A
Q:来客時にいちばん見られるのはどこ? A:廊下や玄関先です
廊下や玄関先の荷物はとくにだらしない印象に見えます。
散らかっているかどうかは、リビングに入る前からわかります。まず気をつけるべきは玄関先。たたきに散乱した靴や大量の傘、廊下に置きっぱなしの荷物や、宅配の段ボールなどはだらしなさを感じさせる元凶。別の部屋やベランダに移動させてすっきりさせましょう。
Q:防災グッズの目立たない収納方法は? A:出しっぱなしじゃなくてもOK。棚などの取り出しやすい場所に
玄関に置く人も多いですが、そこでなければ、というのは思い込み。来客に見られず、手前にものが倒れてこない場所ならどこでもOK。押し入れやクローゼット、棚など取り出しやすさで決めましょう。戸建ての場合は、わざわざ上がる2階より1階がおすすめ。
Q:食器がたりないときにはどうすれば? A:メイン料理は大皿、取り分けは紙皿と使い分けて
最近はもてなしもカジュアルになっているので、そろいの食器にこだわらず、おしゃれな紙皿を活用するのも手。その場合、メインの料理やデザートは大きめの食器に盛り、取り分けに紙皿を使うといいでしょう。食器使いにメリハリをつけると手抜きに見えません。
Q:家族の着替えの片づけ場所は? A:思い切ってリビングに着替えスペースをつくっておこう
一時置きと考えず、メインの着替えスペースをリビングにつくれば、来客前にあわてて片づける必要はなし。平日はリビングにカゴなどを置き、週末はクローゼットに戻すという“2か所置き”もありです。人が来たときは、カゴごと目立たないところに移したり、布で隠せばOK。
Q:来客によって注意する点に違いはある? A:子どもや夫の友達は気にしなくてよし。ママ友や義父母はキッチン回りに注意
子どもや男性の来客は多少散らかっていてもOK! 義父母やママ友は、細かいところも見られる可能性があるので、とくにキッチン回りは要注意です。手土産をしまう冷蔵庫がパンパンだったり、汚れていたりすると悪印象。五徳のこびりつき、調理器具のベタつきなども掃除をしておくと安心です。
Q:あふれがちなプリント類のしまい方は? A:子どもごとに箱をつくり、来客時は棚にしまって
リビングなどの家族が集まる場所に、子ども別に箱を用意するのがおすすめ。置きっぱなしにしておくと、子どもたちが自然に箱の中にプリントを入れてくれるようになり、散らかり防止に。来客時は棚や引き出しに移動させるだけでゴチャつきが隠せます。