年齢を重ねると、体力と気力のあるうちに大型家具の処分を検討する人が増えるようです。ここでは、子どもたちが独立し、現在は夫婦2人暮らしをしている50代のESSEオンラインライターの事例をご紹介。食器棚、婚礼タンス、ソファを手放すまでの経緯と、代わりに使っているものなどについて語ります。

無印良品のオープンラック
食器棚、婚礼タンス、ソファを手放し、代用しているものを紹介
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リメイクも楽しみ、心おきなく手放せた「食器棚」

結婚したら、大きな食器棚、婚礼タンスを買うことが当たり前だと思っていた私。しかし、結婚して1年ほどで東京に引っ越し、部屋の狭さに愕然。このことがきっかけで大型家具の処分を意識し、50代になった現在は食器棚、婚礼タンス、ソファの3つを手放しました。

まず処分したのは「食器棚」です。結婚後に引っ越してきた東京の家は、独立した3畳ほどのキッチン。そのため、3枚扉の大きな食器棚は圧迫感がありました。そこで、手始めに扉を外し処分。その後、上下にわけて上段を処分。最終的には下段も処分しました。

備え付けの引き出しに食器を収納

手放すまでの間、色を塗ったりカウンター式にリメイクしたり数年かけて十分楽しんだので、最後は心おきなく処分できました。現在は、造りつけの引き出しと手づくりの棚に食器類を収納しています。

手放す決断をしたタイミングもよかった「婚礼タンス」

無印良品収納ケース
現在は、各部屋で無印良品の収納ケースをタンス代わりに使用しています

2竿あった「婚礼タンス」。高額だったこともあり、処分する決断ができませんでした。ですが、阪神淡路大震災がきっかけで家具の危険性について考えるようになり、まずは背の高い洋服タンスだけ処分。もうひとつは上下2段に分け、背を低くして使用していました。それでもタンスのある部屋で布団を敷いて寝るのはとても不安でした。

また、タンスの裏のホコリや湿気、カビなどが気になっても、とても重いので掃除のために動かせないこともあと押しとなって処分することに。

当時は、地域のリサイクルセンターが無料で部屋まで引き取りに来てくれたので、費用も労力もかからずに済みました。現在は行われていないサービスなので、早めに決断してよかったと思います。