京都の古い町家で夫、娘、息子と暮らす40代の美濃羽まゆみさん。洋裁作家・手づくり暮らし研究家として活躍しています。そんな美濃羽さんの住まいとアトリエは、いつもすっきりと片づいていて掃除が行き届いています。ここでは、忙しい毎日でもきれいが長続きする、美濃羽さん流の掃除術を教えてもらいました。
すべての画像を見る(全7枚)掃除はまとめてするより、「毎日少しずつ」を心がけて
毎朝、仕事を始める前に掃除を終える美濃羽さん。奥へ奥へと続く町家の室内をひと通り掃いたら、曜日で振り分けた掃除や片づけをさくさくとこなします。
「曜日を決めるようになったのは猫が来てから。トイレの砂をいつ取り替えたかわからなくなっちゃって、だったら曜日を決めようと。それで、ほかの掃除もいつやるか決めることにしたんです」(美濃羽まゆみさん、以下同)
猫のトイレはごみ出し日の朝に。冷蔵庫は宅配が来る前日に。ふきんや五徳のつけおき洗いは週末に。
「やる日を決めたら考えなくてもすっと体が動く。迷わないのでストレスもなく、そのあとすぐに仕事に集中できてとても合理的です」
タンスの引き出しひとつなど、気になる場所を1か所だけ整えるのも、毎日の習慣です。あえて「5分で完結」と決めているのは、「やり出したら止まらない」性分ゆえ。
「家でやる仕事だから、キリがないんですよね。1か所5分だけと決めてしまえば、気持ちも割り切れるし疲れない。その都度ちゃんと達成感も味わえます」