掃除をあと回しにすると、ホコリやカビが増えてしまって、余計やる気がなくなる…という悪循環に陥りがちです。そんな負のループを避けるには、ものを減らして「掃除がすぐ終わる環境」を整えることが大切。50代で夫婦ふたり暮らしのミニマリスト・本多めぐさんが普段から実践している「ラク掃除」のコツをまとめました。
すべての画像を見る(全14枚)掃除機がけをラクにするなら「床にものを置かない」
私はなるべく掃除をしたくないズボラ人間です。面倒でも掃除は避けて通れませんから、できるだけラクになるように工夫しています。
まず、床にものを置かないことがポイントです。たとえば冷蔵庫やソファなどの大きな家具があれば、その部分を迂回しなければなりません。またイスやゴミ箱などの動かせるものは、わざわざ一回よけて、戻す作業が発生します。
なので、ものを減らすのが床掃除をラクにするいちばんのコツです。難しい場合は、つるす収納などを活用してみましょう。
キャスターつきの家具を取り入れてサッと動かせるようにしておくのも手です。わが家ではスチールラックはキャスターつきにして動かしやすくしています。
そのほかのコツとしては、狭い場所でも、掃除器のヘッドが入るスペースをつくっておくことです。ベッドを置くときに、壁にべったりくっつけずにすき間をあけておくと、日々の掃除がラクでホコリがたまりにくくなりました。
家具の高さも大事。床から大体10cm以上の高さがある家具を選ぶと、下に掃除機のヘッドが入るため、大型家具を動かさなくても掃除ができます。
ふき掃除は「平らな面」を増やしてラクにする
つぎに、ふき掃除をラクにする工夫を紹介します。
まずは床と同じで、ふき掃除の邪魔にならないように、なるべくものを置かないことが大事です。家具をまったく置かないわけにはいきませんが、収納して「平らな面」を多くすることで、ものをよけて掃除する手間を省くことができます。
特別な洗剤などを使わなくても、日々の掃除は簡単に水ぶきでよいと思っています。またはホコリ取りでササっとなでるだけでOK。毎日ルーティンで、テーブルの上、机の上、テレビ台、電子レンジなどを一日一回掃除すると決めると、なにも考えずに手を動かせるのでラクです。
洗剤類はカゴに入れてまとめる
掃除するのに道具を出すのが大変だとやりたくなくなるので、掃除機はよくいる場所の近くに置きます。収納スペースに入れたほうが見た目はすっきりしますが、そうすると出すのが面倒になるので、部屋の隅に置いています。
また、掃除用洗剤や道具もカゴに入れてまとめておき、いつでも1ステップで取りかかれるようにしています。
※記事の初出は2024年6月。内容は執筆時の状況です。