コーディネートがゴチャつく原因は、アイテム同士がケンカしていることが原因かもしれません。ここでは、「アイテムの組み合わせ方がわからない」「着こなしが地味になってしまう」と悩むESSE読者に、パーソナルスタイリストの杉山律子さんがアドバイス。主役アイテムを上手に取り入れるポイントを教えてもらいました。

こなれ感のある印象にチェンジした濱下美代さんのコーデ
<After>柄アイテムをスタイリッシュに着こなすには?
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神崎恵さんのような華やかフェミニンを目指す

ESSE読者・濱下美代さん(仮名・47歳)のNGコーデ
<Before>アイテム同士がケンカして、水玉スカートの魅力が半減

かわいい色やディティールのアイテムが好きだという、ESSE読者の濱下美代さん(仮名・47歳)。「コーディネートが苦手で、柄アイテムもイマイチ着こなせていない気が…」と話します。

●コーデのNGポイント

「水玉のスカートは本来華やかなアイテムのはずなのに、ほかの主役アイテムとケンカして魅力が半減しています」と話すのは、パーソナルスタイリストの杉山律子さん。

無意識のうちにやりがちなのが主張の強い“主役アイテム”を複数取り入れてしまうこと。その結果、アイテム同士が衝突し、ダサ見えしてしまうのだそう。

「色、柄、デザイン、素材のいずれかが主張していたら、それは主役アイテム。一見無地に見えるトップスも、凹凸がある生地なら主役アイテムになります。まずはコーデの中心となる主役アイテムを1点選び、ほかはシンプルにするとコーデがまとまり、洗練された印象につながります」(杉山さん、以下同)

柄アイテムが主役!華やかコーデをつくるコツ

大人のフェミニンスタイルの着こなし術を、杉山さんが伝授!

●カーディガンは袖を通さずストール代わりに

カーディガンの肩かけ

普段着ると野暮ったくなるカーディガンも工夫して。「結んだ袖をあえて斜めにずらすと、グッとこなれて見えますよ」

【POINT】

肩にかけるだけでも雰囲気は変わります。ズレ落ちるのが心配なら、ボタンをいくつか閉じてもOK。

●とろみのあるトップスはふんわり引き出す

とろみ素材のシャツは、引き出す分量にもコツが。「ベルトをしないときは、ベルトループが隠れるくらい引き出して」