ものや習慣も、暮らしに合わせて取捨選択していきたいもの。今回は、ESSEフレンズエディターのハギヤマジュンコさんが、「使うのをやめてよかったもの」とそのメリット・デメリットについて語ります。

食洗機
食洗機が壊れたら?
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食洗機が壊れた!さてどうしよう?

ドラム式洗濯機・冷蔵庫・食洗機が私にとっての家電「三種の神器」。なかでも食洗機は重宝しており、今までエラー表示が出ていてもだましだまし使っていたほど。しかし、昨年末ついに壊れてしまいました。現在は、乾燥機能のみが動く状態です。

今までなら即修理! だったのですが、じつは4か月たった今も修理をしていません。便利だし、時短だし、なによりラクちんだから、それまでの私には必須でした。

でも、壊れたときになぜか「はて?」と立ち止まってみたのです。修理も高いし、とりあえず手洗いしてみよか? と…。

娘が10歳になり、少し手が離れてきたタイミングだったというのもあります。私の仕事が在宅でのフリーランスというのも、決め手だったのかもしれません。

ここでは、食洗機を使うのをやめたからこそ気づけたことや変化をお伝えします。

手仕事を感じるお皿をどんどん使えるようになった

食事

今までは食洗機を使うのが前提だったので、選ぶ食器やカトラリーも食洗機対応が必須でした。

私の好きな手仕事を感じる作家物の器や木のカトラリーは、食洗機に対応していないものも多いため、買っても特別なときにしか使わず、食器棚の飾りとなっていました。でも、今は全部手洗いだからじゃんじゃん使える!

テラッと光るお皿に盛っていたおかずも、手仕事を感じるお皿に盛るだけでおいしそうに見える不思議。好きで買った器を飾るだけではなく、しっかり使えるようになったことで、買う際の負い目もなくなりました。

夫が自分のお皿を洗ってくれるようになった

皿洗い

夫の帰宅が遅いため、バラバラに晩ごはんを食べるわが家。

夫がいちばん最後なのですが、今まで食べたあとの食器は朝までシンクの中に置いたまま。次の日、朝ごはんで使った食器と一緒に食洗機にかけていました。

ですが、手洗いをするようになって、夫が自分の食器を夜の間に手洗いしてくれるように。

ほんの数枚だけど、朝シンクに置かれたままの食器を見るのはなんだかなぁ~とモヤッとして早10数年。わざわざ言葉にして「自分の食器くらい洗ってよ」と言うのは気分もよくないなと思っていたため、思わぬ副産物が生まれたといったところでしょうか。