ライフスタイルの変化によって一緒に暮らす家族の人数が減ったら、「本当に必要な調理器具」を見直してみませんか。子どもたちの独立を機に賃貸物件に住み替え、“持たない暮らし”を楽しむ様子をインスタグラムで情報発信している、50代のようさん(フォロワーは4.1万人)のケースを紹介。収納や家事がラクになったという、調理器具の選定基準や活用術などについて語ります。
すべての画像を見る(全6枚)ひとり暮らしになり、ゼロからの調理器具選び
「フライパンやお鍋って、いくつ必要だろう?」。再びのひとり暮らしをすることになった2年前、真剣に悩んでいた私。
ひとり暮らしを始める直前は、娘が独立し息子とふたり暮らし。毎晩の食事のメニューは、おかず3品とご飯。仕事が終わって帰宅してからつくっていました。
当時はフライパン3つ、片手鍋2つ、蒸し料理もできる深い大型鍋1つ、圧力鍋1つ、天ぷら鍋1つ。計8つ持っていました。長いものは25年以上とかなり使い込んでいたので、引っ越しのタイミングで調理器具はすべて処分することに。ゼロからの調理器具選びが始まりました。
フライパン・鍋を必要最低限まで減らすことに
ひとり暮らしになっても料理はするけれど、新居のキッチン収納は以前よりコンパクト。引っ越し作業で軽トラック2台分のものを処分し、調理器具も含めて「捨てることの大変さ」を痛感した直後です。買い替えるものは、最小限にしたいという思いがありました。
そのとき、以下のことを考えました。
・大は小を兼ねるということで、深いフライパンと底が広いフライパンは1つずつ
・なるべく収納場所をとらないようにしたい
・1つでいろいろな使い方ができるものがいい
・炊飯器も処分したので、お鍋でご飯を炊きたい
・自分のために揚げ物はしないかな…
いろいろな商品を見た結果、ティファールのフライパンセットを使ってみることに。
26cmの底の広いフライパン、26cmの深さのあるフライパン、20cmの鍋、16cmの鍋の計4つ。以前の半分の数に減らせました。
収納方法は、フライパン、鍋、ザルなどそのほかの調理器具を、すべて重ねるスタイルに。場所をとらず、すっきり収納できるようになりました。付属のフタ類は、ファイルボックスを使って立てる収納にしています。