4.未来の出来事より、今を大事にする
すべての画像を見る(全6枚)「いつか必要になるかも?」と、いつ起こるかわからない出来事に備えようとするのは、未来の不安に焦点をあてた生き方です。
必要になったそのときにどうすればいいか考えればいいので、今は、現在の生活を充実させることに力を注ぎましょう。
起こるかどうかわからない未来の出来事より、たくさんのガラクタのせいで、暮らしにくくなっている今の現実を見てください。
使っていないものを手放せば、掃除がしやすく、探しものをしなくていいスッキリした空間が手に入り、人生の質が向上します。ストレスも大幅に減りますよ。
5.自分に自信をもち、「なんとかできる」と考える
「いつか使うかもしれないから」と不用品を手元に残してしまうのは、多くの人にとって、ある種の保険であり、未来の困ったできごとに対する安全策です。
しかし、自分に自信があれば、こんな保険は不用です。
「ちょっとぐらい困ったことがあっても、私ならなんとかできる」と考えましょう。
不用品をどんどん捨てていくと、頭の中の整理も進み、次第に前向きになっていきます。柔軟な考え方もできるようになるので、「必要なもの」がなかったとしても、発想を転換してうまく乗りきれます。
いちばん大事なのはものではなく、ピンチに対しておろおろせず、冷静に対処できる自分自身。片づけをすることで、そんな自分に変わることができますよ。
以上、「いつか必要になるかも」という考え方を手放すコツを紹介しました。
ガラクタを捨てないと、自分も生活も変わりません。現状を打破し、よりよい未来を手にするためにも、ちょっと勇気を出して、不用品を手放しましょう。大丈夫です。いらないものを捨てたぐらいで、恐ろしいことなんて起きませんから。
筆子さんの著書『50歳からのミニマリスト宣言!』(扶桑社)では、上手なものの減らし方や、ミニマリストになってよかったこと、体と心の健康を保つコツなど、これからの暮らしに役立つ内容をたっぷり掲載しています。