お弁当が、間違いなく勉強の励みになった
すべての画像を見る(全3枚)――フタが閉まらないのはなかなかのボリュームですね!
みきママ:私のお弁当は、おやつの買い食いをする余力を与えないくらい量を増やしてますから。
はる兄:1回で食べきれないから、休み時間にちょこちょこ食べて、学校が終わるまでに3分の2ぐらい食べて。残りはどこかで勉強しながら、またおなかがすいたときに食べる。朝7時に家を出てから、夜11時に帰るまでの間、お弁当1つでたりたのがすごいですよね。僕がもともとお菓子があまり好きじゃないっていうのもありますけど。
みきママ:菓子パンやジュースを取る隙を与えないのがみきママ弁当(笑)。糖のとりすぎは体によくない。お弁当の中身も、「記憶力アップを助けるレシチン」「気持ちを落ち着かせるカルシウム」「免疫力をととのえるビタミンC」…と、ちゃんと栄養バランスを考えてます。今は私も管理栄養士を目指して大学で勉強中だけど、その3つの栄養素さえ入れていれば、なんとかなるって分かったので。
はる兄:僕は栄養のことは分からないけど、「これ、レシチン入ってるからね」とか言われると、「ちゃんと調べてつくってくれたんだな」とうれしいし、体のためにも残さず食べようと思う。お母さんのお弁当は冷めてもおいしかったし。
みきママ:お弁当はそこが大事。パスタやラーメンのときも、ちゃんと冷めたときに麺が固まらないように工夫して。「サバ弁当」のときみたいに、バタバタの日も結構あったけど、どんなに時間がない朝でも「なにがなんでも自分がつくったお弁当を持たせたい」っていうプライドがあって、そこは負けたくない。それは、「ママもがんばってるんだから、お前もがんばれよ」って言いたいからなのかもしれません。
はる兄:それはめっちゃ感じてました。僕は10時間くらい寝てるのに、母は睡眠5時間でも早起きしてお弁当をつくってくれていたので、申し訳ないな…って。だから母のためにもがんばらなきゃな、と思ってたし、間違いなく励みになりました。
みきママ:いいこと言う~! やっぱり、お弁当って親から子どもへの愛情であり、メッセージでもありますよね。
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