野菜を丸ごと食べられるポタージュは、栄養価が高く、目にも鮮やか。ひと手間かかりそうなイメージがあるかもしれませんが、手順はとてもシンプルです。
近著の『身体がととのう長生きスープ』(扶桑社)で、体にもよい野菜のスープを紹介している料理家の藤井恵さんに、ご自身も日々食べているというポタージュ2品のレシピを教えてもらいました。
実母にスープを届けていた経験から生まれた「長生きスープ」
すべての画像を見る(全4枚)「長生きスープ」は料理家の藤井恵さんが、ひとり暮らしだった高齢の実母に実際に届けていたスープです。野菜をペーストにした状態(牛乳などを加える前)で保存袋に入れて冷凍すれば、離れて暮らす家族にお届けできます。
食べるときは、凍ったまま割って鍋に入れ、好みの水分(牛乳、豆乳、水など)を加えて、塩で調味するだけ。とろとろのポタージュは嚥下しやすく、たっぷりの栄養を無理なく摂ることができます。
今回紹介する「長生きスープ」は、ハンドミキサーを使わずに、マッシャーやお玉の背で具材を潰してもOK。とろとろポタージュもおいしいですが、野菜のツブ感が残っているのも食べ応えがあり、おすすめです。
体の中から元気になれる!ブロッコリーの新しい食べ方
ブロッコリーは、茎までおいしく食べられます。牛乳を豆乳に変えたり、仕上げのオイルをバターにしたり、アレンジは自在。好みのポタージュを見つけてください。
●ブロッコリーとじゃがいものポタージュ
【材料(2人分)】
- ブロッコリー 1/2株(200g)
- ジャガイモ 1/2個(60g)
- タマネギ 1/2個(100g)
- 水 1カップ
- 牛乳 1/2~1カップ
- 塩 小さじ1/3
- オリーブオイル 小さじ1