高価なインテリア雑貨を買わなくても、工夫次第でセンスのいい部屋はつくれます。ここでは、「ESSE収納グランプリ」でグランプリを受賞。“今あるものを生かす暮らし”が高い評価を集めた小林さん(現在50代)が、身近なもので部屋を飾るヒントを語ります。
無料のチラシやポストカードは、立派なアート
すべての画像を見る(全5枚)部屋になにかを飾ってみたいけれど、どうしたらいいのかわからない。ひとまず観葉植物を置いてみよう、と思ってもすぐに枯らしてしまうかも…。そんなことを考えて、インテリアアイテムの購入をためらったりしていませんか? ですが、お金をかけなくても部屋を飾ることは意外と簡単です。
たとえば、美術館においてあるチラシやお店のポストカードなどは、額に入れれば立派なアートになります。
ほかにも個性豊かなイラストが描かれたショップカード、コースターやおしゃれなメニュー表、外国のお土産の包み紙など小さなものは、いくつかを一緒にひとつの額に入れるのも素敵だと思います。わが家では新聞広告もポスターとして飾っています。
実際に自分が訪れた場所のものでしたら、見るたびに楽しい記憶が思い出されます。
「子どもの作品」を飾れば思い出話に花が咲く
子どもが小さかった頃に描いた絵は、そのときにしか描くことのできない傑作です。大切に額に入れて飾っています。その絵を見ながら思い出話をしたり、当時のことが思い出される玉手箱のような存在です。
「好きな文字を書いてみて」とお願いして、お習字セットで半紙に書いてもらい、それを飾っていたこともありました。うまく書こうとしない幼子の文字はとても素敵です。