画廊と美術館での学芸員経験をもち、現在は美術エッセイストとして活躍中の小笠原洋子さん。高齢者向けの3DK団地でひとり暮らしをしています。お金を使わず、豊かな暮らしを目指している小笠原さんの新刊『財布は軽く、暮らしはシンプル。74歳、心はいつもエレガンス』(扶桑社刊)より、自宅のお気に入りスペースについて一部抜粋で紹介します。
キッチンとリビングがお気に入りのスペース
すべての画像を見る(全4枚)南から光がたっぷり入る部屋にキッチンとリビングペースがあります。台所は狭く、食器棚などはとても置けません。キッチン道具や食器類は、備えつけの収納に入るだけ、というルールにしています。炊飯器もありませんし、器類は欲しい方にお譲りしました。
また、カーペットもキッチンマットも敷かないので、床を広々と見せることができます。いちばんのメリットは掃除がしやすいことですね。
すぐ隣のバリアフリーでつながっているリビングルームは、ほかの部屋の住人さんならここに大きなテーブルを置いて食事をしているかもしれませんね。でも、私はここに兄が使っていた大きめな机を置き、書斎としました。