子どもの独立を機に、ひとり暮らしを始めた50代のようさん。「シンプリストのおひとりさま生活」として築36年の賃貸アパートでの日々の暮らしをInstagramで情報発信しています(フォロワーは3.3万人)。人生の先輩から学んだ「大量にものを手放したきっかけ」などについて語ります。

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人生の先輩から学んだ「これからの暮らし」のためにしたいこと

ようさんの旅行写真
50代・ひとり暮らしのようさんが考える「老後のこと」
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老後のこと、考えますか?
私が老後について考えるようになったのは、エステティシャンという今の仕事に就いてから、自分よりも年上の方と接することが多くなったからだと思います。

仕事を始めたばかりの30代。私が出会った60代のお客さまたちは、趣味や旅行などをいきいきと楽しまれている方が多かったようです。「60代って元気だな、仕事や子育てに疲れ果てている私より元気かもしれない」と思いました。

常連のお客さまは、長い方で15年のお付き合いです。当時60代だった方は80代に、70代だった方は90代に。
そして70代になると体の不調が出てきて、生活全般がスローペースになってくる方が多いと感じました。

 

「老後は何歳からなのか?」は人それぞれ考えが違うと思いますが、お客さまのライフスタイルや体の変化を近くで見ているうちに、私のなかで“70歳以降が老後”だと考えるようになりました。

そうしたなかで、人生の先輩から学んで「老後に向けて実践していること」をお伝えできたらと思います。

 

不要品は手放し、ものを持ちすぎないようにする

お付き合いが長く、高齢のためサロンへの来店が難しいお客さまは、月に1回ほど出張でご自宅に伺っています。
お宅にお邪魔させていただくなかで気がついたのは、とくにひとり暮らしの方は、80歳を過ぎた頃から伺うたびに少しずつものが増えていくこと。それに伴って、探し物をしている時間が少しずつ長くなっていることです。

ようさんの自宅

ものが増える原因は、目が悪くなってきたり、億劫になってきたりといろいろだと思います。それ以外に、必要かどうかを判断して、ものを捨てるのには気力がいるため、年々大変になることも大きいように感じます。
なので、早いうちからものをできるだけ増やさないように、不要なものは減らそうと意識しておくことがとても大事だと思いました。

これは、私がひとり暮らしをするタイミングで、大量のものを手放すことにしたきっかけにもなりました。