目につくものをなくしたり、ボリュームを抑えたりすることで、部屋はすっきりと見えるもの。6年前に延床面積26坪の小さな家を建てた日刊住まいライターは、ドアや窓の枠をなくし三方クロス巻きに。また、床の巾木を目立たないよう細かく指定しました。結露やロボット掃除機による衝撃も、今のところ問題なし。詳しくレポートします。
すべての画像を見る(全8枚)窓は「三方クロス巻き」にして見た目すっきり
筆者は2歳の娘と夫の3人家族です。6年前に、工務店で家を建てました。延床面積26坪のわが家は、1階にLDKと水回りをプラン。吹き抜けのリビングに設けた階段を上がると、2階には主寝室と子ども部屋があります。
間取りが決定したあと、少しでも部屋を広く見せたいと思った筆者は、建具の枠や巾木を目立たなくするように依頼しました。枠や巾木があると、少しうるさく見えて窮屈な印象になると思ったからです。
設計士から、窓の枠をなくす場合は、窓の周りに壁紙クロスを巻くことになるので、汚れがつきやすい。結露や紫外線による、壁紙へのダメージリスクが高まると言われました。ただ、それは家の性能である程度は解消できるとのこと。
そこで、掃き出し窓や吹き抜けのFIX窓も、すべて両脇と上辺の三方をクロスで仕上げた「三方クロス巻き」を採用。これなら下だけ面台(めんだい)をつけることで、壁紙を結露の湿気やホコリから守ることができ、見た目もすっきり。狭小住宅のわが家でも、広く感じられるようになったと思っています。