90歳を超えてもなお、ワクワクしながら毎日を楽しむすてきな女性にインタビューし、日々が豊かになるライフスタイルや考え方のヒントを伺いました。今回は、SNSでも人気のつくだ煮店店主・草間千恵子さんに元気の秘訣を教えてもらいました。
常に動いていることで、幸せに出会い、心が豊かになります
すべての画像を見る(全4枚)浅草のつくだ煮店の店主として、インスタグラムやユーチューブでも大人気の草間千恵子さん。70歳のとき、約50年続いた呉服店をたたみ、つくだ煮店を始めました。
●身なりを整えてお店に立つと、元気が湧いてきます
「これからの時代、呉服店は難しいと思ったの。展示会のお土産としてお渡ししていた葉唐辛子のつくだ煮が好評だったから、これでお店をやったらいいとひらめいたんです。私は結婚前の若い頃からずっと働いてきて、勘みたいなものもあったのね」
元気いっぱいの草間さんですが、これまでに大腸がん、肺がん、脳梗塞など、大きな病気を何度も経験しています。
「早く復帰して仕事をしなきゃという気持ちが強くて、長く寝込んでなんていられません。身なりを整えてお店に立つことで、気持ちがシャキッとするんです。私にとって接客は最高の喜び。お店があるから、今もたくさんの人たちと会って話すことができて、毎日幸せを感じています」
草間さんのお仕事ヒストリー
14歳:闇市のラーメン店を始める
17歳:米軍住宅のジェファーソンハイツでメイドとして働く
18歳:米軍住宅のワシントンハイツでメイドとして働く
19歳:結婚。洗いばり屋(着物のクリーニング)を始める
24歳:呉服店を始める
70歳:呉服店をたたみ、つくだ煮店を開業
94歳:現在もつくだ煮店・店主として働く