毎日使う食器。取り出しにくかったりしまいづらかったりすると、ストレスを感じます。
「少しの工夫で使いやすく、しまいやすい食器収納が実現できますよ」と語るのは、整理収納アドバイザーの小林尚子さん。食器が使いやすい収納のポイントを教えてもらいました。

ポイントは3つ。たったこれだけで食器の使いやすさが変わります

(1)使用していない食器は手放す

使っていない食器というのは、取り出しにくいとか、そもそも使いにくいとか、なにかしらの使っていない理由があるはずです。料理の品数や来客数を考慮して、食器の量も決める必要があります。

(2)食器棚に少し余裕をもたせる

いくらすてきな食器でも、パンパンに入った食器棚の奥から取り出すのはひと苦労です。取り出しやすさを考えるなら、適量を心がけましょう。

(3)使用頻度に合わせて配置を考える

使用頻度に合わせて配置を考える
器は使用頻度に合わせた収納を!
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開き戸タイプの棚ならば、あけやすい方にまとめます。片扉だけあけて取り出せるようにセットすれば、ワンアクションですむわけです。
たとえば、右側に使用頻度高いものをおくのであれば、左側は使用頻度低いものにまとめます。

●ちょっとした収納テクで、使いやすさがぐんと変わる

ほかにもちょっとしたテクニックをご紹介しましょう。

ちょっとしたテクニック

来客時やときどき使うものは、食器棚以外の場所に収納。

ボックスなどにまとめ収納庫などで保管

ボックスなどにまとめ収納庫などで保管します。

朝食に使うものや毎回使用するものは、一か所にまとめておきます

朝食に使うものや毎回使用するものは、一か所にまとめておきます。

よく使うもの同士を近くに収納

よく使うもの同士を近くに収納すると、家事がラクに。

たとえば炊飯器の近くにお茶碗類をまとめておけば、なお使いやすくなります。

●食器の種類別収納ポイント

・ガラス類
ガラス類

食器棚の上段にまとめると、審美的に安定しキレイに見えます。

・普通サイズのお皿

奥行きを生かし前後に配置。手前は低めに重ねておけば、奥のお皿も取り出しやすくなります。

・大皿
大皿

書類ケースに立てて収納します。

一枚ずつを取り出しやすくなります

こうしておけば、一枚ずつを取り出しやすくなります。

・カップ、グラス類
カップ、グラス類

生活に潤いを与えるものは、一段にまとめて楽しむのがおすすめ。

コースターやティースプーンなど、一緒に使うものをまとめておくと便利

コースターやティースプーンなど、一緒に使うものをまとめておくと便利です。

・どんぶりなどの重い食器
どんぶりなどの重い食器

下段にまとめると食器棚が安定し、身体的負担も少ないです。

ほんのひと工夫で毎日の動作がラクになり、いろいろな食器で食卓を楽しむことができますよ。