“奇跡のアラ還”と称される美容家の君島十和子さんは現在57歳。年齢を重ねるほどに美しさと輝きが増す、その秘訣を教えてもらいました。今回は「更年期との向き合い方・美肌遍歴」編です。
器用ではないからこそ実直に、最善を尽くしたい
「私の場合、更年期にこれといったトラブルはありませんでしたが、50代前半は睡眠障害に見舞われたり、心がざわついたりするときも。だから生活リズムを整えたり、疲れたときには家族に助けてもらったり。がんばりすぎないことも大事なことだと思います。
それに更年期はずっと続くものではありません。今はいい治療法がたくさんあるので、困っているなら専門医に診ていただくのがいちばん。もし、朝からテンションが上がらないなら、色つきのリップクリームを塗ってみて。気持ちが前向きになれますよ」
還暦間近でありながら、新しい扉を開いていく十和子さん。すっぴん姿でコスメを試す、体をはったユーチューブも話題です。でも、なぜそこまで?
「自分が肌トラブルで苦労した分、だれかの役に立ちたい思いで、今も美容情報を発信しています。ただ私は器用ではないから、まずは自分のもてる限りの最善の力で取り組んでみる。そのうえで、体験したことを自分の口からお伝えしたいと思っているだけです」
自分の信念を貫き、コツコツと積み重ねてきた努力で肌と運命を変えてきた十和子さん。背筋をしゃんと伸ばし、人の目をまっすぐ見て話す誠実な姿からにじみ出る美しさはまぶしく、さらにその美肌を輝かせていました。
・ブラウス¥30800(レキップ) スカート¥42900(ダブルスタンダードクロージング/フィルム) ピアス¥165000(A.T.C.S./ドレスアンレーヴ) ブーツ¥163900(セルジオ ロッシ)
十和子さんの美肌遍歴
今でこそ美肌がトレードマークの十和子さん。でも若い頃は…。
●19歳~20代前半
19歳から始めたキャンペーンモデルの仕事で、肌は日やけし放題。紫外線を浴び続けた結果、乾燥、毛穴、くすみに悩まされるように。
●20代前半~30代
インターネットがない時代、メイクさんに質問したり、本をひも解いたりして、美容知識を蓄積。取り戻した美肌も注目され始める。
●30代~40代
美容家に転身し、38歳で自身のブランドFTCを立ち上げる。「美肌づくりは毎日のケアにあり」を信条にコツコツケアに取り組む。
●50代~現在
SNSに参入し、YouTubeやインスタなどで美容情報を発信。惜しげもなくすっぴん姿をさらすなど、飾らない人柄に人気が集まる。