完全にオフの日の楽しみは「絶景でビール」

笠原将弘さん
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――仕事のことが頭から離れることはあるのでしょうか?

笠原:唯一、仕事から離れられる時間は、完全にオフで家族と一緒に過ごすときだけですね。そのときは、さすがにスケジュール帳も持ち歩かないし、携帯も極力見ないようにしていますね。電話も緊急じゃなければ出ない。年に数回の限られた時間だから、家族や昔からの友人といった大切な人たちと向き合いたいと思いますね。

 

――どんなに忙しくても、完全にリラックスする時間は必要ですよね。

笠原:少し休みがとれると、めちゃくちゃ行きたかった場所に思いきって行くこともあります。僕は昔から『世界の車窓から』みたいな番組が大好きなんですよ。夜中にBS放送でやっているような旅番組とかをぼーっと見たりもします。とにかくきれいな景色を見るのが好きなので、世界でも日本でも、絶景といわれる場所に行ってみたいと思いますね。おかげさまで、日本全国に仕事で行く機会があるので、その点は恵まれていますよね。あとは、飲めるんだったら、景色のいいところで必ずビールを飲んでいます。絶景を見ながら飲むビール、これはたまらないですよ!

 

――具体的に、今までに絶景でビールを飲んだ場所でいちばん印象に残っているのはどこですか?

笠原:もう20年以上前に友人の結婚式で行った、フィジーのマナ島というところですね。今は少し変わっているかもしれませんが、見たこともないような真っ白な砂浜に白い教会がぽつんと立っていて、僕以外にだれもいないような、そんな空間に身を置いたことがあるんです。真っ青な海に膝までつかり、フィジーの缶ビールを飲んだときのことは、いまだに忘れられないですね。

――それは最高にリフレッシュできそうですね。

笠原:人間って、本当に幸せなときは、心の底から笑っちゃうんですね。そのときも、誰もいない海で「ハッハッハッハッハッ」て大声で笑っちゃいました。

 

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