日本では6割の夫婦が陥るといわれるセックスレス。「もっとお互いの望みが分かるように話し合えば、違う結果になっていたかも」と話すのは、景子さん(仮名・50代)です。夫が単身赴任になり、レスはますます深刻化。そんな中で景子さんが味わった屈辱的な夜とは?
「泣くにも泣けない」夫とした最後の行為
酒癖が悪い夫との夫婦関係に悩むなか、夫の東京への単身赴任が決まり、夫婦生活だけでなく、価値観にも夫婦間でズレが生じてしまった景子さん。
●夫がいない生活のほうがむしろラク
すべての画像を見る(全3枚)「勝手に単身赴任すると決めた夫への苛立ちもありましたが、夫婦生活がなくていい生活は平和そのもの。子どもたちのお世話だけで、むしろラクになりました。夫への愛がどんどん薄れていってるのを自覚したのも、この単身赴任のときでしたね」と景子さん。
そんなある日、夫が単身赴任先から広島の自宅へ戻ってきました。またお酒に酔った状態で。
●夫との史上最悪の夜
「夫が帰ってきたのは夜中の2時半。もう私は子どもたちと一緒に寝室で寝ていたんですが叩き起こされたんです。すごいお酒のにおいだし、やんわりと断ったのに…。それでも断ることもできたのに、眠いし面倒でつい応じてしまいました」と景子さん。
「翌朝に文句を言っても、また『ごめん、なにも覚えてない』とか言ってるんですよ。軽く流して事の重大さに気がついていない様子でした。けど、私は本当にもう無理で限界になりました」
これが、景子さんが夫とした最後の行為。ここから10年、ずっと関係を断ち続けているそう。