年齢を重ねると気になってくる「実家の片づけ」問題。70代の母が介護施設に入所したことで実家があき家になった、ライフオーガナイザーの尾花美奈子さんの実体験を伺いました。
実家の片づけで処分に困ったもの、逆に困らなかったもの
ひとり暮らしをしていた母が施設に入所。整理上手な母でしたが、あき家となった実家を片づけた際に、娘である私が処分に苦労したものがいろいろありました。その中でとくに苦労したものをまとめてみました。
【処分するのに苦労したものトップ5】
1位:食器
2位:液体洗剤
3位:置き物、インテリア雑貨
4位:調理器具
5位:ハンカチ、タオル
<番外>ラップ、保存袋、トイレットペーパー、紙袋
1位~3位については前回の記事で話しましたので、今回は4位、5位と<番外>について話したいと思います。
●処分に苦労したもの:調理器具
すべての画像を見る(全3枚)食器同様にキッチンで場所をとっていたのが調理器具で、他界した父と暮らしていた頃だったとしても数が多い。大きすぎる鍋もありました。
ただ、そのほとんどが軽いアルミ製で、重ねてコンパクトにもできたので、処分は1位~3位のものほど大変ではありませんでした。
●処分に苦労したもの:タオル、ハンカチ
未使用のタオルとハンカチがたくさんあり、そのほとんどがお返しでいただいた品でした。
これらはラップやトイレットペーパーといった日用品のように短期間で消費するものではないので、自分で使うとなると使いきるまでに何年もかかってしまいます。
そもそも自分の好みではなく、使う気が起きなかったので寄付に回しました。