50代以降は、これから先の暮らしや住まいについて考え始める人も多いのではないでしょうか? 築50年越えの団地で日々節約や時短、インテリアの工夫を楽しみながらひとり暮らしをする54歳のブロガー・きんのさんも、49歳のときに母の介護がきっかけで団地に引っ越しをしました。団地は多くのメリットがある一方で、対策が必要なデメリットもあるそうで…。
ここでは、きんのさんの著書『54歳おひとりさま。古い団地で見つけた私らしい暮らし』(扶桑社)より、団地暮らしで感じたデメリットとその対策をご紹介します。
54歳、おひとりさま。古い団地のデメリットとその対策
すべての画像を見る(全3枚)きんのさんが実際に暮らしてみて感じた団地のデメリットと、快適に暮らすためにやっている対策とは?
●1:湿気・カビとのたたかい
断熱材が入っていない古い団地は、湿気とカビがすごい! リノベーション時に可能な限り断熱材を入れ、窓も二重サッシにしましたが、それでも冬は窓ガラスが結露でベチャベチャ、壁にはポツポツと黒い点…。
これまでの防護策は、
(1) 窓やドアを開けてこまめに換気
(2) 壁と家具の間を数センチ空ける
(3) ソファやカーペットを置かない
(4) クローゼットや玄関、靴箱に除湿剤を置き、詰め込みすぎない
(5) クローゼットは扉を開けて、サーキュレーターで空気循環
(6) 外出後の服や靴はすぐにしまわない、の6つ。昨年の冬は窓にプチプチを貼りました。
「これが効く」と聞いたらすぐ実行。カビとのたたかいも実験感覚で楽しんでいます。
●2:設備が古く、エレベーターがない
エレベーターがないのは本当に不便。水や米など重い荷物は配達にして、なるべく自分では運ばないようにしています。毎日の上り下りは大変ですが、筋トレだと思って日々精進。足腰が鍛えられつつあります。近所のおばあちゃんは70代でも元気に買い物袋をぶら下げて上っています。継続は力なりですね。
築50年超えの団地だから設備の古さはどうにもならないので、なにかあったときの修繕費用を今から積み立てて準備しています。