スムーズに家事がこなせる家を建てたい。それならポイントは収納と動線です。4年前に工務店で注文住宅を建てた日刊住まいライターは、玄関からシューズクローゼット、パントリーを通ってキッチンに行ける秘密の通路がある間取りに。帰宅後の動線がスムーズで、玄関もきれいな状態をキープできています。移動しながら片づけできる収納の工夫も見事!
すべての画像を見る(全7枚)共働き夫婦が家事をしやすい家にしたい!
わが家は共働きの夫婦ふたり暮らし。夫婦ともに30代です。4年前に地元工務店で延床30坪の2階建ての家を建てました。
新居を建てるにあたりまず考えたのは、共働き夫婦がスムーズに家事をこなせる家にしたいということ。
仕事や買い物から帰ってきたときに、玄関からパントリー、キッチンにつながる動線があれば便利なのではと考えました。そして、常に玄関をきれいに保つために、シューズクローゼット(SIC)があるといいと思ったのです。そしてでき上ったのが上の間取りです。
イメージしていたとおり、帰宅後の動線がスムーズで満足しています。それだけでなく、4年たった今でも、玄関をきれいに保つことができています。
さっそくわが家の玄関からキッチンまでの間取りと、家事動線を紹介しましょう。
部屋に置けないけど、家に収納したいものはSICへ
玄関を入り左手の引き戸をあけた場所に、2畳のシューズクローゼットがあります。普段は引き戸を閉めているので、玄関はすっきりした状態を保てています。
玄関から続く土間の部分(ここまでは玄関と同じタイルを貼っています)は、180×150㎝あります。将来、ベビーカーも収納できるよう、広めのスペースを確保しました。
このシューズクローゼットには、靴・傘・ゴルフ用品・掃除用具・など、部屋には置けないけど、家の中に収納したいものを収納しています。
片方の壁には、幅123×奥行き30㎝の6段の可動棚をつくりました。棚には趣味のスニーカーなど、いろいろな靴を並べています。可動棚にしたことで、高さのあるブーツなども、きれいに収納することが可能に。ちなみに可動棚には、抗菌・消臭・防カビ効果がある備長炭シートを敷いています。
また、棚の横にパイプ(写真奥)をつけて、外出から戻ったら上着やコートを、かけられるスペースもつくりました。