淡泊な味わいで、合わせる食材を選ばない鶏胸は食べ方も自由自在! 和洋中、エスニックまで、料理研究家・大庭英子さんに“いつもの”絶品レシピを教えてもらいました。今回は「鶏胸肉と野菜の煮物」のご紹介です。
片栗粉でしっとり。鶏胸肉と野菜の煮物のレシピ
とろりとしたあんがうれしいあったか煮物。
●鶏胸肉と野菜の煮物
すべての画像を見る(全2枚)【材料(4人分)】
- 鶏胸肉 大1枚(350g)
- カブ(葉つき) 小3個
- ニンジン 小1本
- シメジ 1パック
- だし汁 3カップ
- A[しょうゆ、みりん各大さじ3 酒大さじ2]
- 片栗粉 適量
- ショウガ(すりおろす) 適量
【つくり方】
(1) 鶏肉は縦半分に切り、1cm厚さのそぎ切りにする。
(2) カブは茎を3cmほど残して切り、皮をむいて縦4等分に切る。葉は100g用意し、塩ゆで(分量外)してザルに上げ、3cm長さに切る。
(3) ニンジンはピーラーで帯状にする。シメジは根元を除いて3~4本ずつほぐす。
(4) 鍋にだし汁を煮立て、(2)のカブと(3)のシメジを加える。再び煮立ったら、フタをして弱火で4~5分煮る。カブがほぼやわらかくなったら(3)のニンジンを加えてひと煮し、野菜を一度取り出す。
(5) (4)の鍋を中火にしてAを加え、(1)に片栗粉をまぶして1切れずつ入れる。軽く混ぜ、再び煮立ったら、フタをして弱火で3分ほど煮る。
(6) (5)に(4)の野菜を戻し入れ、(2)のカブの葉を加え、フタをして弱火で3~4分煮る。
(7)器に盛り、ショウガをのせる。
[1人分223kcal]
【ポイント】
片栗粉をまぶして食感ととろみづけに
薄く切った鶏肉は片栗粉をまぶして煮汁に投入。水分をとじ込め、つるんとした優しい口当たりに仕上げる。
金沢の治部煮をイメージした、ちょっと濃いめの味つけのとろみがついた煮物。おろしショウガをたっぷりのせてどうぞ。
量単位は1カップ=200ml、大さじ1=15ml、小さじ1=5ml、1合=180mlです
おかずをつくりおきする際は、清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、保存期間内であっても早めに食べるようにしましょう