リビングから、夜の庭の幻想的な眺めを楽しもう。新居にそんな夢をいだいたものの、屋外の照明取りつけをあえて見送った日刊住まいライター。仕事と子育てに追われ、夜に庭を眺める時間はもてないだろうと、家づくりではコンセントの設置のみにとどめました。結果的に、冷静に下したその判断にホッと安心することに。詳しく語ります。
すべての画像を見る(全10枚)わが家はリビングと庭が一体になった間取り
わが家は筆者と夫、そして小学生の息子2人(8歳と6歳)の4人暮らし。2年前ハウスメーカーで2階建ての注文住宅を建てました。現在夫婦ともに、仕事と子育てに忙しい毎日を過ごしています。
LDKは1階に。大きな窓からは、広さ約24㎡(7.3坪)の庭の緑が楽しめます。ちなみに庭づくりの一部は、素人ながら筆者がDIYで行ったもの。そのため、愛着もあります。
日中はリビングに設置した縦型ブラインドカーテンをあけ放しに。虫や花、紅葉の様子など、季節の変化を感じながら過ごしています。
現在の夜の庭の様子はこちら。庭には、あえてとくに照明を設置していません(小型のソーラーライトを置いているくらい)。家づくりの際、じつは、庭に照明をつけるべきかかなり悩みました。
夜も大忙し。そもそもゆっくり庭を眺める時間を持てる?
こちらは夜の玄関前。庭と異なり、こちらは人が出入りするため、防犯のために照明設備を整えました。
光っているのがLEDポールライト6型。価格は当時、1つ2万2500円です。さらに電気工事費用約1万2000円がかかりました。それでも迷わず3つ取りつけることに。
一方で、建築費用をなるべく抑えたかった筆者。プライベート部分になる庭に関しては、はたして照明が必要なのか悩み抜きました。
家づくりの際は、住宅展示場などで、ライトアップされた庭を見たこともあった筆者。幻想的なその姿に、「新居では、ウッドデッキやリビングで、夜の庭を眺めながらワインを楽しむのもあり」と妄想したものです。
しかし冷静に考え直してみると、わが家は子育て真っ盛り。普段の夜は子どもの世話でいつもバタバタしています。ゆっくり過ごす余裕はないし、次の日の朝も早い…。それに、新居は静かな住宅街に建てることもあって、夜に外でバーベキューをしたり、アクティブに過ごしたりすることもなさそう。
夜の庭を眺めるようなシチュエーションが本当にあるのか、イマイチ確信を持てませんでした。