ボルダリングといえば、「おもしろそう」とは思いつつも、なかなか始めるきっかけがないという人も多いかもしれません。ヨガインストラクターでライターの高木沙織さんは、以前「ボルダリング」に興味をもって始めたものの中断。最近ふとしたことがきっかけで再度挑戦することになったそうです。今回は、40代でチャレンジしたボルダリングについてつづってもらいました。

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40代、10年ぶりに「ボルダリング」に挑戦!

ボルダリング
40代でボルダリングを始めました!
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30代の頃に一度だけ体験したことがある“ボルダリング”。楽しかった記憶はあるのだけど、自宅の近くにボルダリングジムがないという理由から、気がつけば10年もの長いあいだ遠ざかってしまっていました。

しかし、今回レッスンを担当させてもらっているヨガスタジオに、ボルダリングジムが併設。「これはもう再挑戦するしかない!」という意気込みのもと門をたたいてみることにしました。

●見渡す限りの壁に、思わず尻込みしてしまう…

ボルダリングの壁

施設内は見渡す限り険しい壁・壁・壁…。

ボルダリングといったら、3~5メートルの壁を専用シューズと滑り止めのチョークだけを使って登るロッククライミングの1種です。どちらかというとハードな運動に分類されますから、その威圧感に思わず尻込みしてしまいます。

恐る恐る担当のスタッフさんに話を聞くと、「手足を使ってはしごを登ることができれば、大丈夫!」とのこと。初級であれば、力もそれほど使わないといいます。「本当に? この壁を…?」なんて、まだ、頭のなかは疑念でいっぱいです。果たして、40代の体でも高い壁を登ることはできるのでしょうか。

●ボルダリングには「級(グレード)」がある

筆者がお邪魔した、埼玉県某所にあるヨガ&ボルダリングジムは、Tシャツと伸縮性のあるロングパンツ(登っている最中にひざをぶつける恐れがあるため)、それと靴下さえ用意すればクライミングシューズはレンタル可能なので、身軽に体験することができます。

スタッフさんから説明を受けると、「まずは、いちばん優しいグレードの7級から挑戦しましょう」とのこと。

じつは、ボルダリングには級があるそうで、7級から1級、そのうえの初段とグレードが上がるごとにホールド(手でつかんだり、足を乗せたりする石のこと)の大きさや形、場所が複雑になっていきます(※)。

ボルダリングジムによっては、10級からコースを設けているところもあります。

その点、7級はホールドもがっしりと大きくつかみやすい形をしていて、手足を置きやすい位置に並べられているため、6歳以上のお子さんから登れるレベルなのだとか。

これでもヨガインストラクターで、毎日体を動かす習慣がある筆者ですが、体力・筋力もそこそこあるとはいえ、ヨガとボルダリングはまったくの別物。過信は禁物、初級のなかでも優しいウォールを選んでゴールを目指します。