保温スープジャーといえば冬にあたたかいご飯を食べられるように使う人も多いのでは? じつは、夏でも活躍できるんです。今回さまざまな活用術を教えてくれたのは、魔法びんのグローバル企業であるサーモス株式会社社長室ブランド戦略課広報グループの笹渕真由美さん。意外と知られていない「お粥」のつくり方や、夏でも活躍するレシピを教えてもらいました。
すべての画像を見る(全6枚)夏も便利!スープジャー活用法
まだまだ続く暑い日々。台所に立つ時間をなるべく減らして、おいしい料理を楽しみたいですよね。みなさんはどのような工夫をしていますか? 今回紹介するのは、防災時にも役立つ「スープジャー」の活用術。スープジャーと言えば、真空断熱構造のステンレス容器で、温かい汁ものをお弁当として持ち運ぶのに便利なアイテム。でもじつは、暑い夏や秋のこのシーズンにも大活躍する優れものなんです。
●スープジャーで「お粥」がつくれる!
こちらのレシピは、防災時にも役立ちます。ビニール袋を使うのは、洗い物が軽減できることにも役に立ちます。用意するのは、400ml容量程度のスープジャー、耐熱性のビニール袋、米大さじ3、鶏がらスープの素小さじ1/2、お湯300ml。つくり方はシンプルで、ビニール袋の中に米と鶏がらスープの素を入れて、お湯を注ぎます。フタをしめて、1時間そのまま待てば完成です。
実際に試してみると、驚くほどおいしいお粥に仕上がります。ポイントは、沸騰したての熱湯を注ぐこと。それ以外に特別なテクニックは必要ありません。今回は漬物を添えてみましたが、鶏スープが効いているので、そのまま食べても満足。缶詰やふりかけを添えても良いでしょう。
冷たい麺やスイーツも簡単!おすすめレシピ2つ
お次は保冷性を利用したアイデア。例えばぶっかけ系の冷うどんや冷やし中華、あえそばなどの冷やし麺は、スープジャーのサイズ感が使いやすく、冷たい状態のまま持ち運ぶことが可能。食欲が低下しがちな時期のランチとして、おいしさと節約の両方を満たしてくれます。
●すだちうどん
【材料(1人分)】
- 冷凍うどん 1玉
- めんつゆ200ml (※市販のめんつゆを、うどんつゆの割合で希釈したもの)
- すだち 1/2個
【つくり方】
(1)スープジャーに氷水(分量外)を入れ、フタをして3分ほど予冷する。
(2)すだちを厚さ2mmにスライスする。
(3)冷凍うどんを電子レンジで解凍し、冷水で冷やし、水気をよくきる。
(4)スープジャーの冷水を捨て、2 と麺つゆを入れ、すだちを飾る。
保冷後は6時間以内に一度にお召し上がりください。