●スケート好きも「ワンピース」好きも楽しめる形に
すべての画像を見る(全8枚)8月11日(土・祝)の開幕まであと少し。無良さんに現在の率直な感想を伺うと、「完成してきたなというのが感じられる状態に入ってきていますし、めっちゃ楽しいです。スケートが好きな方もワンピースが好きな方も楽しめる形になっているんじゃないかなと僕らは思っているので、ぜひご覧いただきたいです」。
田中さんは「最初にお話をいただいたときはどういう形のショーになるのかわからなかったんですけど、もう残り10日くらいになって完成に近づいていくにつれて、『すごいものをつくっているんだ』と。僕らもそれを自覚しながら楽しくやっていますし、その楽しさが皆さんにも伝わってほしいなと思います」と手応えを感じている様子。
お互いのキャラクターについては「ゾロの一番の見せ場は刀を使った動き。そこが難しさであり見せ場だと思うんですけど、実際にあの重さの刀を振り回したり、くわえて滑るというのは普通のスケーターにはない部分なので、その姿を見てすごいなって思いますし、動きが見れば見るほどゾロに寄ってくるのは見ていて感動します」と無良さんが言うと、「無良くんのクロコダイルは最初の立ち姿がもう『まんまやん』と思いました(笑)。僕は悪に染まりたいわけじゃないんですけど、ラスボスとか悪の親玉的なキャラクターがすごく好きで。悪のカリスマ性が投影されていて、立ってなんとなく手を挙げているだけでも『あ、クロコダイルだ』というのがスッと入ってきて。衣装を着て顔もメイクをした姿を見るとさらに魅力的なカリスマ性のある、氷に立つクロコダイルの姿が見えました」と田中さん。
無良さんに「普段は悪い行動をされることはないと思うのですが」と話を振ると、「わかんないですよ?(笑)」といたずらっぽくニヤリ。悪のトップを演じているときの気持ちを聞くと「アラバスタ編のアニメや映画をクロコダイル目線で見返して、彼の目にはどういう風に映るんだろうと考えたりしていました」と役に対して誠実な一面も。
田中さんはお稽古中、自分の出番以外でもずっとリンクサイドで刀を振ってイメージトレーニングを重ねているそう。「ちょっとでも間違えると相手に当たって怪我をさせてしまいますし、(イメージ通りに振れないと)かっこよくならないので」とストイックに鍛錬する姿はゾロそのもの。三刀流で戦うゾロは1本を口にくわえて戦うスタイルですが、実際にやってみた感想を聞くと「用意していただいた刀は噛みやすく、口にくわえやすいので助かっています(笑)」と笑顔に。