暑さがピークのこの時季、夏バテなど不調を感じている人も多いのでは? もしかしたらそれは、内臓の冷えが原因かもしれません。毎日の食事で対策を行い、夏に負けない体づくりをしましょう。

夏の不調は「冷え」が原因!温め食材で内側から解消を

「夏の不調が起こる原因は、薄着・エアコン・冷たい飲食の3つ。これらの要因で内臓が冷えて、働きが鈍くなると、消化不良や食欲不振を引き起こし、体力が落ちて、いわゆる“夏バテ”症状に悩むことになりがちです」というのは、医師の石原新菜さん。
また、内臓の冷えは自律神経の乱れにもつながり、それが不調の一因になることもあるそう。
「対策としては、日々の食事で体の内側から温めることが大切です。それには、体の熱産生を担うタンパク質をしっかりとること。加えて、腸内環境を改善して腸を含む内臓の冷えを防ぐ発酵食品や、血流や代謝を促す薬味・スパイスを積極的に活用すると、より効果的です」
そんな夏冷えの解消に役立つレシピを紹介します!

 

●夏冷え解消タンパク質レシピ1:よだれ鶏

よだれ鶏
よだれ鶏
すべての画像を見る(全2枚)

ピリ辛酸っぱい薬味ダレがやみつきに!

【材料(4人分)】

  • 鶏胸肉 2枚(500g)
  • A[塩、砂糖各小さじ1/3]
  • 香菜 30g
  • 豆モヤシ 2袋(400g)
  • 酒 大さじ1
  • B[酢、しょうゆ各大さじ2 ゴマ油小さじ2 ニンニク(すりおろす)、ショウガ(すりおろす)、豆板醤、砂糖各小さじ1 粉山椒小さじ1/2]

【つくり方】

(1) 鶏肉は皮目にフォークを刺して全体に穴をあけ、こぶしでたたいて厚みを均一にし、Aをすり込んで室温に20分おく。香菜は葉を摘み、茎はみじん切りにする。

(2) 耐熱皿に豆モヤシを入れて(1)の鶏肉をのせ、全体に酒をかける。ふんわりとラップをして電子レンジ(600W)で10分ほど加熱し、そのまま10分蒸らす。

(3) ボウルにB、(2)の蒸し汁大さじ2、(1)のみじん切りにした香菜を入れて混ぜる。

(4) (2)の鶏肉は食べやすく切る。(2)のモヤシの汁気をきって鶏肉とともに器に盛り、(1)の香菜の葉を添えて(3)をかける。

[1人分223kcal]

 

●夏冷え解消タンパク質レシピ2:豆腐のとろろがけ

豆腐のとろろがけ
豆腐のとろろがけ

やわやわ&もっちりの食感が楽しい。

【材料(4人分)】

  • 豆腐(絹ごし) 2丁
  • 大和イモ 150g
  • 長ネギ 1/2本
  • ミョウガ 2本
  • ショウガ 2かけ
  • めんつゆ(ストレート) 大さじ4

【つくり方】

(1) 豆腐は半分に切る。大和イモは皮をむいてすりおろす。長ネギは3㎝長さの細切りにする。ミョウガ、ショウガは細切りにする。

(2) 器に(1)の豆腐を盛り、(1)の大和イモをかける。(1)の長ネギ、ミョウガ、ショウガをのせ、めんつゆをかける。

[1人分128kcal]

 

ESSE9月号の「タンパク質で夏の2大不調を解消!」では、真夏でも健康のためにしっかりとりたい「タンパク質」のレシピを多数紹介。発酵食品や薬味やスパイスをたすことで、夏でも食べやすい風味や食感に仕上げていますよ。

ESSE (エッセ) 2023年9月号

ESSE(エッセ)2023年9月号

Amazonで見

 

おかずをつくりおきする際は、清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、保存期間内であっても早めに食べるようにしましょう

電子レンジの加熱時間は600Wを基準にしています。500Wの場合は1.2倍、700Wの場合は0.8倍を目安に加減してください。機種によって多少差があります

電子レンジやオーブントースターで加熱する際は、付属の説明書に従って、高温に耐えられる耐熱ガラスの皿やボウルなどを使用してください

液体を電子レンジで加熱した場合、取り出して混ぜるときに、場合によって突然沸騰する可能性があります(突沸現象)。できるだけ口の広い容器に入れ、粗熱をとってから取り出すなどご注意ください