料理中に手順や分量確認のため、何度もスマホや本を見返すことがありますが、手が汚れているときや、疲れているときは面倒なもの。
そこでESSEがおすすめしたいのは、レシピなしでもつくれる簡単な手順を覚えてしまうこと。
ここでは、フタをして蒸すだけなのに、素材のうま味がぎゅっと凝縮して驚きのおいしさになるメインおかず2品をご紹介。ESSEonlineライターのひんやりさんに、実際につくってもらいました。
ほったらかすだけだから時短!レシピなしでもつくれるおかず2つ
今回、フライパンに肉と野菜を重ねて、水をふってフタをして蒸すだけ、という調理をつくってみましたが、一読しただけですぐに覚えることができ、「こんなに簡単とは!」と驚いてしまいました。
●豚肉とモヤシ、ニンジンのシンプル蒸し
すべての画像を見る(全4枚)野菜の食感が絶妙。いくらでも食べられるあっさり味。
【材料とつくり方】
フライパンにモヤシ大2袋、ピーラーでリボン状に薄切りしたニンジン1本、豚こま切れ肉300gの順に重ね入れ、塩小さじ1、コショウ少しをふる。 水大さじ2を回し入れてフタをし、中火で8分ほど蒸す。ざっくりと混ぜて器に盛り、ポン酢しょうゆ適量をかける。味つけはポン酢のみだと、かなりあっさりめ。濃い味が好きな夫は、ゴマ油とニンニクチューブをたしました。さらに食べごたえを求めるなら、豚こま肉よりも脂分の多い豚バラ肉を使うのもよさそう。
現在ダイエットのため、夜ご飯の炭水化物をなるべく抜くようにしています。そうすると食後にものたりなく感じることが多いのですが、この料理はモヤシのシャキシャキとした歯ごたえのおかげで、かなり満腹感を得られました。また、安価なことが多いモヤシとニンジンなので、材料費が抑えられるのもありがたかったです。
●チキンとポテトのバター蒸し
ふっくらチキンとバターがしみたジャガイモが最高!
【材料とつくり方】
フライパンに1.5cm幅の半月切りにしたジャガイモ4個、ひと口大に切った鶏モモ肉2枚(500g)を順に重ね入れ、塩小さじ1、コショウ少しをふる。水1/2カップを回し入れてフタをし、中火で10分ほど蒸す。 ざっくりと混ぜて器に盛り、ちぎったバター20gを散らし、みじん切りにしたパセリ適量をふる。パセリを買いそびれたため、家にあったバジルを使いました。グリーンピースやインゲンを加えても彩りがいいと思います。
わが家では休日のおやつ代わりにいただきました。ホクホクとしたおいもとプリプリの鶏もも肉は、塩コショウのしょっぱさ、バターのジューシーさと相性抜群。あっという間に食べ終わってしまいました。
うちの子がこの先10代の食べ盛りになったら、お弁当のおかずや夕飯前に少しつまむおやつなどにもとても重宝しそう…と、気が早いですが想像しました。
この春育休を終え職場復帰する予定なのですが、帰宅後に子どものお世話をしながらの食事づくりに、今から不安があります。しかし今回の料理なら調理の負担が軽く、余裕のないときもササッとつくれそうでありがたいです。
ESSE3月号では、レシピなしでもおいしい料理がつくれる「レシピなし料理の掟」を大特集。「献立決めに困ったときの掟」や「副菜づくりの掟」、「伝説の家政婦志麻さんに教わる レシピなし料理への道」なども掲載しています。ぜひチェックを。