家事や仕事に忙しいと、料理すらおっくうになりますよね。そこで活躍するのが「下味冷凍」。肉や魚に味をつけた状態で保存するので、時短調理がかないます。ここでは料理家の新谷友里江さんに、食欲をそそる「鶏モモ肉」の冷凍レシピを伺いました。

スパイシー鶏
下味冷凍なら鶏モモ肉も簡単に味つけできます
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もんで凍らせるだけ!鶏モモ肉の下味レシピ

鶏モモ肉は、パンチの効いた下味とも相性バツグン。ソースとカレー粉の香りが食欲をそそるので、子どもはもちろんのこと、万人ウケもする味つけです。

●鶏モモのスパイシーソース漬け

【材料(つくりやすい分量・1袋分)】

  • 鶏モモ肉 2枚(500g)
  • A[ウスターソース大さじ3 しょうゆ、酒各大さじ1と1/2 砂糖大さじ1 カレー粉小さじ1]

【つくり方】

(1) 鶏肉は余分な脂肪を除き、1枚を8等分に切る。

(2) 冷凍用保存袋にAを入れて混ぜ合わせ、(1)を加えてよくもむ。平らにして空気を抜き、袋の口を閉じて冷凍する。

スパイシー鶏がもっとおいしくなるアレンジ献立

ここからは「鶏モモのスパイシーソース漬け」を使ったアレンジ献立を3品紹介。定番メニューから新しいうま辛グルメまで、幅広い料理で活躍します。

●スパイシー串焼き

スパイシー串焼き

串に刺して焼き鳥風にすればテンションも上がります!

【材料(4人分)】

  • 鶏モモのスパイシーソース漬け 1袋
  • グリーンアスパラ 8本
  • ミニトマト 16個

【つくり方】

(1) 「鶏モモのスパイシーソース漬け」は冷蔵室で自然解凍する。アスパラは根元のかたい皮をむき、4等分に切る。ミニトマトはヘタを除く。

(2) 竹串に(1)のアスパラ1/2本分、鶏肉1切れ、ミニトマト1個を順に刺す。これを計16セットつくる。

(3) 天板にアルミ箔を敷いて(2)を並べ、竹串が露出している串元部分にアルミ箔をかぶせ、オーブントースター(1000W)で6~7分焼く。途中焦げそうなら、アルミ箔をかぶせる。

[1人分308kcal]

●スパイシーから揚げ

スパイシーから揚げ

シンプルに揚げるだけ! 香ばしいカレー味がやみつきになります。

【材料(4人分)】

  • 鶏モモのスパイシーソース漬け 1袋
  • 片栗粉、揚げ油 各適量

【つくり方】

(1) 「鶏モモのスパイシーソース漬け」は冷蔵室で自然解凍し、片栗粉をしっかりまぶす。

(2) 揚げ油を170℃に熱して(1)を入れ、こんがりと色づくまで4~5分揚げる。

[1人分351kcal]

●鶏肉とサツマイモのスパイシー炒め

鶏肉とサツマイモのスパイシー炒め

甘さとスパイシーさのバランスが絶妙です!

【材料(4人分)】

  • 鶏モモのスパイシーソース漬け 1袋
  • サツマイモ 1本
  • タマネギ 1/2個
  • 水 大さじ2

【つくり方】

(1) 「鶏モモのスパイシーソース漬け」は電子レンジ(600W)で1分ほど加熱し、表面を解かす。サツマイモは1cm厚さの半月切りにし、水にさらして水気をきる。タマネギは1cm厚さのくし形に切る。

(2) フライパンに(1)の鶏肉、サツマイモ、分量の水を入れ、フタをして中火にかける。温まったら弱火にし、ときどき混ぜながら5~6分蒸し焼きにする。肉がほぐれてきたらフタを取り、タマネギを加え、水分を飛ばしながら中火で3~4分炒める。

[1人分379kcal]

保存期間は冷凍室で約1か月(魚介は2週間)が目安です。保存袋は縦18×横20cmより大きいサイズの冷凍用を使ってください。このレシピを冷凍せずにつくりたい場合は20分以上漬け込んでください

電子レンジの加熱時間は600Wを基準にしています。500Wの場合は1.2倍、700Wの場合は0.8倍を目安に加減してください。機種によって多少差があります

電子レンジやオーブントースターで加熱する際は、付属の説明書に従って、高温に耐えられる耐熱ガラスの皿やボウルなどを使用してください

液体を電子レンジで加熱した場合、取り出して混ぜるときに、場合によって突然沸騰する可能性があります(突沸現象)。できるだけ口の広い容器に入れ、粗熱をとってから取り出すなどご注意ください