自分の黒歴史を赤裸々に描いた漫画を、インスタグラムで発表している大盛のぞみさん。2人の子どもを育てる母でもある彼女が、“ほっこり下品”な、ゆるい子育て漫画をお送りします。
子どもの検診を機に、久しぶりに実家に帰ることにしたのぞみさん。お祖母ちゃんの優しさに号泣…。
邪険にしていた祖母や母があたたかく迎えてくれて…久しぶりに熟睡できた!
検診の日の翌々日、私はしばらくぶりに愛媛に帰った。
実家になかなか帰りたくなかったのは、1人でがんばらなきゃ! と思い込んでたのもあるけど、「産後ガルガル期」に祖母アッコちゃんや母リツコにキツく当たったことが、原因の1つでもあった。
産後1か月のお宮参りのときも常に気が立っていて、来てくれた母リツコにオムツのテープがゆるすぎるとかキツすぎるとか、携帯の着信音が鳴って赤ん坊が起きたのが許せないとか、もーとにかく当たりまくり。
そのあと来てくれた祖母にも些細なことでキーキー!
子どものことが大事なのはわかるけど、人としてどうなんだろうって、自分でもわかってるけど怒りとイライラが止まらないのが怖かった。実家にももちろん義実家にも帰る気ゼロ…。
そんな自分の都合だけしか考えてこなかった私にも、しばらくぶりに会う祖母アッコちゃんはとことん優しかった。
うれしくてうれしくて、敷かれていた布団に昼寝のつもりで入ってオイオイ泣いて、ハッと気づけば明け方4時!
私が寝ている間、子どもはどうしてたんだろう! とめちゃくちゃ気になったけど、久々に超絶スッキリした気分の目覚め。
頭の中にかかっていた雨雲が晴れたような、自分の周りにあった分厚い卵の殻が割れたような、そんな気持ちで目が覚めた。
もし、産後の鬱っぽい気分が抜けない人がいたら、ぜひだれかを頼って(頼れる人がいなかったらお金を出して外注してでも)、一度めちゃくちゃに寝てみてほしいな、と思うよ。