●フロアタイル選びの決め手は「目地」
サンゲツと東リのショールームやカタログを参考にしたりしながら、気になる商品をインスタやインターネットで検索し、施工イメージを確認することを繰り返しました。同じ系統でも複数の商品があり、ちょっとした色味や模様の違いで印象も異なります。
すべての画像を見る(全8枚)最初は色柄だけを比較していましたが、徐々にサイズも重要だと気づきます。
なんとなく30cm角ほどのもので探していたものの、サイズも空間の印象に大きく影響すると感じるように。トイレなどの狭い床面積に60cmは間延びするのでは? と迷いましたが、むしろ落ち着いた印象を受けました。
最終的にメーカーをサンゲツから東リに路線変更。それは、ずばり「目地」。
フロアタイルは貼り合わせていくことで継ぎ目ができます。わたしはここにあえて目地を入れたいと考えました。目地棒という帯状のくぼみをつくるためのアイテムを使えばどの商品でもかなうのですが、さらに目地棒の色まで選ぶ手間は避けたく、並べるだけで目地感が出るタイルに決定。それが、東リの商品だったのです。
カタログを観察し熟読していくと、東リの商品には四面面取、R面取、二重面取などいくつかのカットタイプがあり、タイルを並べただけで自然と目地ができることを発見。
面取のある商品に絞って検討した結果、キッチン、トイレ、洗面にPST3053/3054/3055という品番を採用。二重面取、ストーン調の色違いです。
フロアタイルにして大正解!
クッション性がないので安定感もありますし、大判サイズならではの品のある雰囲気が気に入っています。キッチンは淡いグレー。
キッチンはリビングダイニングの続きですが、フローリングにしなくて大正解。床が濡れても焦ることなくふき取ればいいので、掃除もストレスフリー。淡いグレーの色合いは空間を明るく演出してくれます。
フローリングとの境目にはステンレス製の見切り材を採用しました。シルバーの見切りは空間をさらに品よく仕上げてくれています。
悩みに悩んだ水回り空間の床材選び、わが家の場合は結果として大満足。夏はひんやり気持ちよさそうですし、足裏のべたつきや汚れがついてもすぐにふき取れます。冬季の足元の冷えもそこまで感じないのでは? と想像しています。
フロアタイル選びの参考になればうれしいです。