保証期間は15年。7年目で元がとれプラスになる計算

電力代のシミュレーション
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筆者の場合、搭載した太陽光パネルは3.9kw。1kwあたり年間約1231kw発電するとのこと。そこから試算すると、年間発電量を約4800kwになります。

毎年の発電量と、電気代が今後も年間3%ずつ上がっていく想定で、シミュレーションしたのが上の図です。太陽光パネルの発電量も徐々に下がっていく(3%)と考えて、太陽光の売電(自家発電した電力を電力会社に買い取ってもらうこと)収入を算出しています。

自家消費率30%、残りの70%を売電するという計画で試算。売電価格は17円で推移。電気料金30円から毎年3%値上がりしたとしても、7年目で元がとれて、その後はプラスという結果になりました。

太陽光パネル、パワコンの保証は15年。7年目で元が取れたあとも、まだ8年保証されます。このことも、あとづけを決める大きな理由になりました。

ちなみに筆者は、蓄電池は採用しませんでした。蓄電池の価格は、これからも下がっていくだろうと思ったからです。将来改めて、売電価格と電気代、蓄電池の価格を比較して検討しようと思っています。

 

太陽光パネルの設置と電気工事で実質2日で完了!

太陽光パネルをあとづけして、家庭用電力として利用するためには、太陽光パネルを設置する以外に、電気工事が必要です。

わが家の場合、工事にかかった時間は、パワーコンディショナー(以下、パワコン)、送信機、太陽光ブレーカーを設置する電気工事で1日、屋根に太陽光パネルを設置するに1日の実質2日でした(ただ、設置する工事が込み合っていて、2つの工事の間が2週間ほどあいた)。

電気工事で設置したものについても、詳しく紹介しましょう。

 

●パワーコンディショナー

パワーコンディショナー

太陽光パネルをあとづけした場合、発電した電気(直流)を、家庭用電気(交流)に変換するパワコンがセットで必要となります。

このパワーコンディショナー(以下パワコン)の設置場所には、屋外と屋内の2つのタイプがあります。室内に置くと場所をとるので、わが家は屋外のタイプを選びました。

業者の話では、パワコンを屋外に設置する場合、直射日光が当たりにくい場所の方が故障することが少ないとのこと。そこで、提案された北側に設置しました。

 

●太陽光ブレーカーと送信機

太陽光ブレーカー、送信機、元からついている分電盤

太陽光ブレーカーの設置が必要になります。これは屋内にある分電盤の近くにつけるようにした方がいいと言われました。そのため、分電盤の隣につけました。

場所は1階の脱衣所です。点検口が近くにあり、ブレーカーをつけると点検口が開かなくなるかという心配がありましたが、ギリギリセーフでした。

太陽光パネルの発電状況、電気の買電(電力会社から電力を購入すること)状況を受信機で見るための送信機も分電盤近くに設置。その場所が上の写真。右端の大きな箱が分電盤。そのすぐ左横についているのが送信機、点検口の左側の縦長の箱が太陽ブレーカーです。

 

●受信機

受信機には発電や売電、使用電力が表示されます。電源が必要になるので、コンセントがあるところに設置する必要があります。

電源さえあればいいですが、見やすい場所に設置するのがいいですね。わが家の場合、キッチン横のカウンターに置いています。