アウトドアリビングとしてリビングの外にウッドデッキをつなげるプランが人気です。しかし、日差しの強い夏、デッキは、裸足だとやけどしてしまうほどの熱さに。また、室内もデッキの照り返しで非常に暑くなってしまいます。工務店と相談した日刊住まいライターは、シェードを用いることで、コストを抑えてこれに対応。おかげで、ウッドデッキで過ごす家族との時間が充実することに。詳しくメリットを紹介します。

ウッドデッキ
筆者の家のウッドデッキ。シェードがあるおかげで、日陰ができて快適!
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工務店からの提案でシェードをつるすフックを設置

軒に取りつけたフック

筆者は妻と子ども2人(9歳と6歳)の4人家族。家族で楽しく暮らせる家を建てたいと、28社のハウスメーカーを見学。2年前に地元工務店で、2階建ての注文住宅を建てました。

家づくりでは明るい家にしたいと、1階のリビングに大きな窓を設置。この窓の外には、ウッドデッキもあります。

じつは設計の段階で、リビングに夏の強い日差しが差し込むのを防げるよう、オーニングの設置を検討していました。しかし、オーニングを取りつけると、費用がかさみます。それだけではなく、劣化や破損した際にも修繕費がかかるので悩んでいたのです。

すると工務店から、オーニングを設置するのではなく、リビングの軒の部分にフックをつけておいて、シェードを設置してはどうかと提案が。

シェードであれば、必要のない季節は、はずしておけます。また、既製品が簡単に手に入るので、劣化したら買い換えればOK。その費用もさほど高くありません。さらに、取りつけを業者に頼まなくてもよい、というのもうれしいポイント。この話を聞いて採用することを決めました。

上の写真の軒のシルバーの輪のようなものが、取りつけたフックです。工務店に設置する場所に下地を入れてもらい、フックはホームセンターで買ったものを施主支給することに。わが家の場合は、1つで耐荷重65kgのものを5つ取りつけしてもらいました。

軒の高さは、ウッドデッキから275cm。シェードをつけたりはずしたりするときは、脚立が必要ですが、それほど手間はかかりません。

 

シェードをつけることで、夏の日差しをシャットアウト

夏の日差しは家の中までこない
プライバシー保護のため、画像の一部を加工しています

わが家のリビングの外にある軒の出は85cmです。この軒の出の寸法は、夏の日差しはさえぎられ、冬の日差しは部屋の奥深くまで入るように計算されたものです。

ところが住んでみると、夏場でも日差しが入ってしまう時間帯がありました。それでは、部屋が暑くなりますし、床が日焼けしてしまう心配も!

この問題もシェードをつけることで解決できています。

 

ウッドデッキが熱を持つことも防げる

シェード
プライバシー保護のため、画像の一部を加工しています

夏の日差しは強いので、ウッドデッキもすぐに熱くなります。裸足では歩けない状態に。またデッキの照り返しも強く、室内の温度が上がり気味に。

しかし、シェードをかけていれば、デッキが熱くなるのを防いでくれるので、素足でデッキに出ることもできますし、照り返しがないのでリビングで過ごしていても快適です。