新居を建てる予定があるなら、台風に強い家づくりを。窓の防災性を高めるためにも、今どきのシャッターや窓ガラスをチェックしましょう。最近は、強風についてはもちろんのこと、衝撃に対する備えや破片の飛散を抑止する製品が充実しています。
すべての画像を見る(全5枚)優れた耐風圧性能や操作性能で窓を守る!
●三協アルミ「ALGEO(アルジオ)電動シャッター」
風圧により引っ張られる力を示す、耐風圧性能(負圧)は2000Pa。樹木が倒れるほどの風に耐え、強風による飛来物から窓を守ります。
電動式で室内から操作できるほか、IoT機能の追加によって外出先からスマホで開閉操作が可能。シャッターを下ろしてスリットをあければ採風・採光も。
防災防犯に加え、遮熱や断熱が選べます
●日本板硝子「防災防犯複層ガラス『ペアマルチラミペーンシェルター』」
室内側に防災防犯ガラスを使用。2枚の板ガラスの間に厚い中間膜を圧着させた合わせガラスです。耐貫通性に優れ、破損時も破片がほぼ飛散しません。室外側は、遮熱タイプか断熱タイプのLow-Eガラスが選べます。
(一財)ベターリビング「防災安全合わせガラス」(BL-bs部品)の認定を取得。CPマーク(※)
防災安全と省エネのLow-E合わせ複層ガラス
●AGC「サンバランスシェルター」
室内側に防災安全合わせガラス、室外側に日射などを反射するLow-Eガラスを採用。室内側は、2枚の板ガラスを厚さ60mil(約1.5㎜)以上の特殊フィルムで強力に圧着しているので、屋根瓦の破片相当の飛来物が衝突しても貫通しません。
また、万一破損しても、ガラスの破片はほとんど飛び散りません。
(一財)ベターリビング「防災安全合わせガラス」(BL-bs部品)の認定を取得。CPマーク(※)
優れた耐風圧仕様で防災・減災効果を発揮
●YKK AP「耐風シャッターGR」
強風(風速62m/s)に耐える、耐風圧性能1200Pa(負圧)を確保し、従来比約1.5倍の強度を確立するシャッター。飛来物の衝突に対しては、JISガラス試験Cランク相当の性能を保有します。
これら2つの性能を備えた高性能シャッターにより、窓ガラスへの直接の衝突を防ぎます。
※CPマークとは、「防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」で、「防犯性能の高い建物部品」として公表されている製品に使用が認められています(侵入を完全に防ぐものではありません)