片づけても片づけてもすぐに散らかす子どもや夫に、「どうして元の場所に戻してくれないの?」とイライラしたこと、ありませんか?
「家事がうまくいかないのは“仕組み”が原因。自分や家族を責めずに仕組みを変えれば、家の中もスッキリ片づいて、ご機嫌に毎日を過ごせます」
そう話すのは、9歳の双子のママでもある整理収納アドバイザーのEmiさん。
片づかないイライラを解決するEmiさん流アイデアを紹介します。
元に戻せないのは仕組みのせい。「実験」と思って、あれこれ試してみて
家族が使ったものを元に戻せないときは、まず「定位置」の見直しを。実験のつもりで試しながら、ベストな収納法と場所を見つけていきましょう。
●家族皆が使うものはマグネットで迷子防止
すべての画像を見る(全8枚)リビングのテーブルまわりで使うことが多い爪切りや耳かきは、マグネットでテーブルの脚に固定。
「脚が金属じゃない場合は、天板裏にスチール定規を強力粘着テープではると、留められますよ」
爪切りや耳かき本体に、小さなマグネットをつけておきます。
迷子になりがちなティッシュは、マグネットクリップで天板の裏に。使いたいときにサッと手にとれて便利!
ケースの両端にマグネットクリップをはさめばOK。
●リモコンはソファの近くにひとまとめ
テレビやエアコンのリモコンは、ソファのひじかけに設置できるイケアのポケットにひとまとめに。
「くつろぐときにすぐ手に取れる場所なので、出すのもしまうのもスムーズです」
●収納場所に名前をつけて、家族に伝えやすく
「情報ステーション」「ファミリーライブラリー」など、家族が使う場所にオリジナルの名前をつけているEmiさん。
「『情報ステーションの引き出しにしまって』など、離れた場所にいても伝えやすくなります」
●靴形マークで脱ぎ散らかしを防止
靴の脱ぎ散らかしを防ぐには、玄関のたたきに靴形のシールをはっておくのが効果的。
「印があると、自然とその位置にそろえたくなるもの。トイレのスリッパにも有効です」
●ゴチャつきがちなものは1ジャンル1ボックスに
オモチャや文房具など、ゴチャつきやすいものは「1ジャンル1ボックス」にしてわかりやすく整理。
「分類しづらいものを入れる“なんでもボックス”もあると、さらに散らかり防止に」
元に戻せる仕組みづくりに成功したら、家の中がスッキリ! するはず。まずはいろいろ試してみてください。