ついついマイナス思考に考えてしまうあなた。そんな自分を脱却するためのポイントを、精神科医で作家の樺沢紫苑先生が伝授!
すべての画像を見る(全2枚)心を安定させる食事法は1日3食、バランスよく!
とくに意識してとりたいのは、不足するとメンタル疾患に関わるという研究結果もある3つの栄養。
「大豆製品などに多い、セロトニンを合成するトリプトファン。海藻類に含まれる鉄やマグネシウムなどのミネラル群。そして、ブロッコリーなどの野菜に多い葉酸です」
●食材の種類は多いほど健康的
糖質、脂質、タンパク質など1日30種類以上の栄養素の摂取が目標。
「魚やご飯のほか、ビタミン・ミネラルが豊富な野菜も取り入れて」
●リンゴ・バナナ・玄米を積極的にとる
セロトニンを合成する栄養素が豊富なのはバナナと玄米。
「さらに、リンゴなどのフルーツで多くの種類のビタミンをとりましょう」
朝散歩を習慣にして幸福物質を活性化
メンタルにおいて、運動は薬物療法と同程度かそれ以上の効果が認められるという数々の研究結果が。
「オススメは午前中、とくに朝起きてすぐに外を歩くこと。太陽の光を浴びてリズム運動をすることで、『幸福物質』とも呼ばれるセロトニンが活性化します」
●自然に囲まれた場所を歩くのがベスト!
自然の中を歩くことで、リフレッシュ効果がアップ!
「1回5分、1日おきでもOKですが、元気がない人は回数や時間を増やして」
●雨の日は無理せず家でラジオ体操を
悪天候の日は、ラジオ体操や踏み台昇降、階段の上り下りなどを。
「セロトニンを活性化させるリズミカルな動きを意識しましょう」
●起床後1時間以内に体内時計をリセット
人間は朝日を浴びてから、約15時間後に眠気がやってくるそう。
「朝散歩で起床時間を脳と体に教えてあげることが大切です」
●目から入る光を遮るサングラスはNG
セロトニンは目から入る光によって活性化。
「紫外線対策で太陽の光をブロックしたい人は、帽子や日やけ止めにとどめましょう」