寒い時季、動物園の動物や水族館の生きものたちはどう過ごしているのでしょうか。
東京都武蔵野市にある動物園・井の頭自然文化園には170種を超える動物がいます。そのなかの動物たちの最近の様子を、職員さんが撮影した写真とともに紹介していきます。
フンボルトペンギンのヒナにニホンカモシカ…。新しく加わった仲間をご紹介
●フンボルトペンギンに赤ちゃんが生まれました
すべての画像を見る(全5枚)巣箱の中からヒナの声が聞こえてきます。2018年12月21日と24日に1羽ずつ、フンボルトペンギンが孵化しました。親鳥がかいがいしくお世話をしていて、すくすくと育っています。孵化から巣立ちまでは2か月ほどです。
●貴重なカジカのアップ写真
水生物館のカジカです。このように魚の顔をアップで撮影するのは至難の業。
理由としては、(1)魚はなかなかじっとしてくれない(2)ガラス越しでピントが合わせにくい(3)水槽内が外より暗い(4)ガラスへの映りこみが出る…などの理由がありますが、一瞬のチャンスを逃さず撮影に成功しました。
●横になってとっても気持ちよさそうなアカゲザル
冬晴れのある日、陽だまりで日向ぼっこするアカゲザル。仲がよい個体同士はくっついて座ったり、お互いに毛づくろいしたりしています。毛づくろいされているほうはとても気持ちよさそうですね。
●ブタの仲間?ネズミの仲間?カピバラ
こちらはカピバラ。水中を泳ぐことができるので中国では「水豚」と書くそうです。でもカピバラはブタの仲間ではなくネズミの仲間で「げっ歯類」。それも、世界最大のげっ歯類です。
●新しい仲間が加わったニホンカモシカ
2018年12月に、ニホンカモシカのメス1頭(写真右)が来園しました。もとからいたオス(写真左)といっしょに展示しています。
「相性はどうかな?」という周りの心配をよそに、同居させてみたらご覧のとおりの仲むつまじさ。見ていてほっこりいやされます。
【写真・情報提供:井の頭自然文化園】
東京都武蔵野市にある都立の動物園。井の頭恩賜公園の一角にある。開園は1942年5月17日。公式ホームページ「
井の頭自然文化園」で園についての情報を発信している